2020 Wifiハッキング:MacのVirtualBOXに、Kali Linuxをインストールしてみた。

Pythonを勉強している中で、Wifiパスワードハッキングなるものを知って、自分なりにトライしてみた記録です。
Wifiハッキングについては、古い記事は結構あるけど、2020年現在の新しい文献が見当たらずに、四苦八苦した。
raspberry pi, Kali linuxなどをこれから勉強しようとしている人の参考になれば嬉しいです。
ちなみに私は、プログラミングレベルは、Wordpressのオリジナルテーマを作成できるというレベルです。バックエンド、特に通信系などはからっきしなです。
もし、記事の内容に誤りなどがある場合はご指摘いただけると幸いです。
目次
Kali linuxとは
Offensive Securityという会社が提供している、高度な侵入テストやセキュリティを目的としたDebianベースのLinuxです。Kaliには、ペネトレーションテスト、セキュリティ調査、コンピュータフォレンジック、リバースエンジニアリングなど、様々な情報セキュリティタスクに対応した数百のツールが含まれています。
はい、早い話が、Kaliには、WIfiハッキングに必要なツールが色々揃っていて、Kaliをインストールすれば、私のような素人でも色々とできてしまうということです。
大きく分けて3ステップ
KaliをWindowsやMac上で動かすためには、VirtualBoxが必要です。
仮想環境とやらを作成することができるOracle社のソフトウェアです。なので、
- Virtual Boxをインストール
- Kali LinuxのVirtualBox イメージをダウンロード
- Virtual Box上に、Kali linuxをインストール
というのが、大まかな手順となります。
ちなみに、Mac上で、別のOSであるLinuxを動かすことになるため、パソコンはある程でのスペックが必要です。
4コア以上、4Gメモリ以上、空きディスク20G以上が必要とのことです。
私のPCスペック
OS: OSX Mojave(10.14.5)
Processor: Quad core – 2.2Ghz intel Core i7
Memory: 16GB
というスペックで問題なく動きました。
Virtual Boxをインストール
Virtual Boxの公式サイトからdmgファイルをダウンロードします。
OS X hosts をクリックするとdmgファイルのダウンロードが開始されます。123MBくらいです。

ダウンロードが完了したらインストールしていきます。



Kali LinuxのVirtualBox イメージをダウンロード
Offensive securityの公式サイトから、Kali Linux VirtualBox 64-Bitをダウンドードします。

KALI LINUX VIRTUALBOX IMAGES のタブから、選んでください。
3.1GBあります。ダウンロードに2時間くらいかかりました。。。
ダウンロードに成功すると「kali-linux-2020.1-vbox-amd64.ova」というファイルがフォルダに生成されます。拡張子が.ovaであることを確認して下さい。VirtualBoxへのインストールが簡単になります。
.isoファイルでも、VirtualBoxにインストールできますが、設定が複雑で面倒臭かったです。
Virtual Box上に、Kali linuxをインストール
kali-linux-2020.1-vbox-amd64.ovaをダブルクリックすると、VirtualBoxが自動的に起動して、基本設定について聞いてきます。



Kali linuxの起動確認
「Start」ボタンを押すとKaliが起動します。
起動すると、ID、PASSを求められます。
ん?? そんなの設定していないし、知らんわ!と思って、公式サイトを確認したところ、デフォルトのログイン情報は、
ID:kali
PASS:kali
ということが判明しました。
もともとはroot/toorだったらしいのですが、rootは使わないという方針変更によりこうなったらしいです。


以上で、完了です!
Kaliのインストール自体は、あまり難しくありません。
本当に手こずったのは、USB wifi アダプターのドライバーのインストールとか、dkmsとかのビルドツールのインストールとか、そこらへんでした。
丸3日、格闘しました。
次の記事では、Kali Linuxの設定方法をご紹介していきます。