タイルでアクセントを加えて既製品のテーブルをオシャレに変える方法。
いつもオカルトな話が多いので、今回は趣向を変えて趣味のDIYの話。
タイルを使って既製品のテーブルをオシャレに変える方法を紹介する。
私の趣味はDIYである。物心ついた時には、彫刻刀を握って木を掘っていたほど、指先を動かしてものを作るのが好きである。
家の家具は、ほぼ全て何かしら手を加えてオリジナルに仕上げている。
なぜか、タイルが無性に好きなので、タイルを使ったアレンジが多い。今回はタイルと既製品のテーブルの組み合わせだ。
タイルの施工は、最初は少し難しそうでハードルが高いかもしれないが、慣れると楽しい。お風呂のタイルを全面張り替えるレベルはさすがに私も難しいと思うが、木を掘ってちょっとアレンジするくらいだったら誰でも簡単にできる。
目次
作り方
さて、さっそくだが、作り方を紹介していく。
作業しながらだったのでところどころ写真が抜けているがご愛嬌である。
掘る位置をマーキングする
作業しやすいように脚と天板を外したら、天板に掘る位置をマーキングしていく。鉛筆やボールペンなどで、タイルのサイズにプラス3mmの余白を持たせた線を掘っていく。
ポイントは、あえて天板の中央ではなく、端っこの方に寄せることだ。
アシンメトリーの方がオシャレに見えるし、型にはまらず自由な位置に決めるのがいい。
天板を掘る
マーキングが終わったら、電動トリマーで掘っていく。かなり散らかるのとうるさいので、環境に十分に注意して作業されたし。東京の人は、東横線の都立大学駅にMakersBaseという貸し工房があるので、近くの人はおすすめ。二子玉川付近にもあるらしい。
電動トリマーは、深さなどを自由に設定して均一に彫り込むことができる工具である。この時はタイルの厚みに合わせて、5mmの深さで彫り込んだ。
彫刻刀やミノなどでも掘ってやれないことはないが、1日仕事になるのと底が凸凹とで均一にならないため、タイルががたつく可能性がある。なので、電動とリーマーを使うことをおすすめする。
電動トリーマーを使った後は、角が丸く残っているので、この部分を彫刻刀やミノで削って落とす。
この直角にする作業はけっこう気持ちいい。
タイルを置いて目地材を詰めていく
タイルの裏にボンドを塗って、掘った穴にタイルを置く。
次にマスキングテープで養生をする。
そして、タイル用目地材に水を入れてペーストを作る。はちみつくらいの粘度がおすすめ。シャバシャバすぎると固定力が低くなるし、濃すぎると溝にしっかりと行き渡らない。
写真のように思い切って塗っていく。
余った部分は、乾いたあとで拭き取るので、気にせずに塗る。
この際に気をつけるのは、目地をしっかりと詰めていくことだ。
目地材についているヘラを使って、隅々まで詰めていく。
10分くらい待つ。
拭き取る
目地材が半乾きの状態の時に拭きに取り掛かるのがポイントである。
拭きはまず、ウェットシート(パソコン用の厚手のものや、フローリングシートでOK)で拭き取る。
目地の部分が、タイル面よりも少し低くなるように、ウェットシート越しに爪で押し込んで削っていく。
ウェットペーパーで地ならしをしたら、次にトイレットペーパーかティッシュで水分を取っていく。乾きかけの目地材がタイルの表面にこびりついていることがあるので、綺麗に拭き取る。
全部拭き取れたら、マスキングテープを外す。
完成!
所要時間3時間くらい。
最初の木を掘る工程が一番大変で時間がかかるが、タイルを貼っていく工程自体はそれほど時間はかからない。慣れたら30分くらいで施工できると思う。
お気に入りのサボテンと並べて。
一手間加えると、なんだか愛着が湧いて大切にしよう!って気持ちになる。
家に遊びに来てくれる友達からの評判もすこぶる良い✨
材料・工具
さてさて、今回使用した材料と工具を紹介する。
テーブル
私は下のテーブルを楽天市場で購入した。
サイズは、900x500mm。二人用にちょうどいいサイズ。
天板は、足場板といういい具合に風化したヴィンテージな無垢の杉。
脚は、黒皮鉄っぽいマットブラック。
杉古材の天板とマットブラックの脚のテーブル。
このテーブルでなくても、普通にIKEAのテーブルとかでもOKである。
ただ、一点注意なのが、化粧板ではなく、無垢材のテーブルじゃないといけないという点である。
化粧板のテーブルとは、中身にMDFといった集成材を使っていて、表面や側面に突板と呼ばれる木目のシートでカバーしてあるものである。
化粧板テーブルだと、タイル穴を彫り込んだ時にシートがめくれたり、木端が目立ってしまうので、汚い見た目になってしまう可能性がある。
化粧板か無垢材かどうかの見分け方は、店員さんに聞くのが一番早い。
あるいは、側面に道管が見えていれば無垢材、綺麗な木目であれば化粧板だ。
コンコンとノックしてもわかる。化粧板のテーブルだと音が軽い。
化粧板の家具は重量が軽めで、価格も低めだ。
上で紹介している楽天テーブルはまごうことなき杉の無垢材である。
タイル
自由が丘のTodays Specialに手書きタイルがたくさんおいてあるので、そこで購入した。アクセントになるタイルなので、こだわって選びたい。
楽天とかAmazonだと、色感、質感がいまいちわかりにくいので、家の近くのアンティーク雑貨屋さんなどで探すのがいいと思う。
関東圏内の人は、代官山や吉祥寺などにタイル屋さんがあるので散歩がてら遊びに行ってみるのもおすすめだ。Decor Interior Tokyo という代官山にあるインテリア雑貨やさんは、実際に海外で買い付けてきたという、他では見つからないタイルがおいてあるので近場の人はぜひ足を運んでみてほしい。
タイル目地材
東急ハンズにもおいてあるタイル目地材。粉とヘラ入り。
ぶっちゃけどこにでも売ってる、なんの変哲も無い目地材。
東急ハンズよりAmazonの方が若干安い気がする。
トリマー
天板を直角に掘ることができる工具。彫刻刀やミノでも掘れないことはないが、クソ疲れるので道具に頼ることをおすすめする。
木を好きな深さで掘ることができる工具。めちゃめちゃ便利。別途ヘッドも購入する必要あり。
ただ、電動トリマーをいちいち買うのも勿体無いと思う人は、レンタルしたほうがいいと思う。私も実際買わずにレンタルした。
東京の二子玉川駅の近くに、DIY FACTORYというお店があって、そこで1000円くらいで借りられる。お近くの人はぜひ利用ください。
トリマーのヘッド
ぶっちゃけ直径8mmのものが一本あれば十分だが、Amazonに4本セットしかなかったので紹介。
東急ハンズだと確か1本1000円くらい。
彫刻刀orみの
一本あれば十分!幅は18mmあたりがおすすめ。そういえば、ミノ叩くのに金槌も必要だ。
電動トリマーで掘った後に、角が丸くなって残るところを、直角に落とすための工具。角が丸角のままだと角が直角のタイルがはまらないので注意である。
ウェットシート
デスク用のウェットシート。厚手の方が作業しやすいが100均のものでもOK。
目地材を拭き取る用のウェットシート。
これとは別に、乾拭き用にティッシュまたはトイレットペーパーも用意する。
マスキングテーム
普通のマスキングテープ。幅広がおすすめ。
まとめ
既製品のテーブルにタイルでアクセントを加えて、あなただけのお気に入りに仕上げよう!