ラブリコアイアンと木材とタイルだけで素敵なキッチンにアップグレードする方法。賃貸対応。
今回も趣味のDIYについてお話しする。
キッチンは毎日使う場所だから、お気に入りのスペースにしたいもの。でも賃貸だと現状復帰しないといけないから、なかなかカスタムが難しい。
うんうんと頭を悩ませて、ホームセンターの木材とタイルだけで素敵なキッチンにアップグレードすることができたので紹介する。
DIY中級者向けの内容。
目次
完成形はこちら
オリジナルのモザイク柄の棚板を自作して、キッチンに取り付けていく。
作り方
作り方を紹介していく。
材料はざっくり下記の通りである
- 1×8の板。棚板用(ホームセンターで売ってるやつ)x1
- 1×4の板。棚脚用 x2
- 枠用の木
- 真鍮の釘
- ラブリコアイアン白 x2
- 着色用ワックス(緑系アッシュ色)
- タイル(1粒23x23mmの中サイズ)※お好み
枠をつくる
1×8の板に、16mm幅の巾木を三角カットして付けていく。
この幅16mmというのがポイント。残った122mmのスペースは、中サイズのタイルが5枚綺麗に並ぶサイズである。
また、巾木の高さは10mmくらいがおすすめ。
タイル面より少し高くなるので、落下防止のための縁の役割を持たせることができる。
ワックスで着色をする
枠を作ったら、次はワックスで着色をする。今回は、ターナーというブランドのオールドワックス。色はアンティークグレーだ。この色は若干緑っぽい色が入っているので、ラブリコアイアンの白色とのマッチが素晴らしい。
ワックスは布に少量手にとって、木に慣らしていく。
濃いめがお好みなら2度塗り。
私は1度塗りのムラがよかったので、一度塗りだけにしておいた。
タイルを貼るので、必要なところだけを塗っていく。
柄を決める
タイルを貼る前に柄を決める。これ重要。
色は3色くらいに絞るのがポイント。
今回は、
- ベースカラー:ホワイト
- サブカラー:紺色
- アクセントカラー:薄緑色
という配色にした。タイルはそんなに高くないので、5〜6色ほど買ってみて、実際に色をみながら、柄を作りつつ、一番好きな配色を突き詰めていった。
このアクセントカラー薄緑色のタイルがお気に入り♪
オールドワックス・アンティークグレーの色とめちゃめちゃマッチしてて素敵✨
柄は、あまり派手派手にはしたくなかったので、紺色を真ん中に配した薄緑色の十字柄を均等に置いていくことにした。
実は柄決めが一番時間がかかるパート。実際イラストレーターで柄を起こしてみたり、2〜3時間費やしている。
でも一番楽しいパートでもある。
タイルを貼っていく
ズレ防止のために裏側にボンドを塗って、決めた位置に置き直していく。
ちなみに、この中サイズタイルは東急ハンズなど240×240のシート状になって売っているので、適宜カッターで切り離していく。
少し割高にはなるが、Decoreというブランドのタイルは、裏に接着剤がついており施工が楽である。さらにDecoreには絶妙な色のタイルが多く、アクセントカラーにはピッタリである。
連結している裏のプラスチックの網はそんなに硬くないので、カッターで簡単にカットすることができる。しかしこの絶妙に2mmほど空いた間隔が仕上がりを綺麗にしてくれるので、できるだけ細かく切り過ぎないようにする。
だんだんと出来上がっていく〜♪
リアルタイルは美しい✨
市販でフェイクのタイルシートなどがあるが、やはり偽物感は否めない。
主役の家具には本物の素材を使いたいものだ。
目地材で固定していく
タイルを貼り終わったら次は目地材を埋める作業だ。
下準備に、マスキングテープで枠の木の面を養生しておく。
次に、粉のタイル目地材に水を入れて、はちみつ程度の粘度に調整してから、タイルの上にヘラを使って伸ばしていく。
タイルの高さは5mmくらいあるので、隙間に空洞ができないように慎重に目地材を塗っては押し込み、塗っては押し込みという作業を繰り返す。表面だけ入っているように見えても、下の方が空洞ということがあるので注意する。
全体に塗れたら、10分くらい待つ。
拭き取る
拭きの工程は2段階。1回目はウェットシート、2回目はトイレットペーパーでの乾拭きだ。
ウェットシートは、クイックルワイパーのフロアシートとか、パソコン用の厚手のウェットシートがおすすめである。アルコールが入っていても問題はない。
ウェットシートはほどよく水分を含んでいるので、空洞ができてしまっている箇所に目地材を押し込み直したり、表面を滑らかにしたりと、万能に使える。
ウェットシートだと大きなダマが取れなかったりするので、その時はトイレットペーパーで乾拭きをする。タイルの表面にこびりついた目地材もトイレットペーパーでゴシゴシとこすって取っていく。するとタイルがピカピカに光ってくる。
棚板完成!
堂々たる出来栄え。そしてタイル柄が可愛らしい✨
自画自賛だけど、毎日キッチンでこれを見るたびに幸せな気分になる。
取り付ける
オールドワックスを塗った脚板の1×4にラブリコを取り付けて、棚をお好みの高さにねじ止めして完成である。
ラブリコとは、1×4材、2×4材にアタッチできるツッパリ金具のことである。賃貸DIYの必須ツール。
こんな感じで突っ張れる。強度はかなり強い。
プラスチックとアイアンの2種類があるが、断然アイアンがオススメである。
プラスチックの方が施工が楽そうだけど、どうも見た目が安っぽい。
ラブリコアイアンの色は、黒と白の2種類。
私は友達から聞いてラブリコを知ったのだが、偶然にも同じ時期にテレビ放送されたらしくて、どの店も在庫切れで困った。入荷待ちでなんとか白を入手することができた。
初めは黒が欲しかったのだが、白を取り付けてみると、案外にタイルの白や壁紙の白ともマッチして素敵な雰囲気になったので結果オーライである。
ちなみに、壁のタイルは、貼って剥がせるタイルシールである。
さすがに賃貸だと壁にリアルタイルは貼れないので、楽天市場でタイルシールのサンプルをいくつか取り寄せて、お好みの一枚を選んで購入して施工した。
タイルシールもうっすら緑が入っているので、棚板のタイルの薄緑ともとってもマッチして可愛い。
材料・道具
材料と道具を紹介していく。
LABRICO アイアン
アイアンラブリコが断然かっこいい!
ラブリコ買うなら断然アイアン。色は白か黒を選べる。お好みで。
サイズは、1×4と2×4の2種類あるが、スタイルを求めるなら1×4。安定性を求めるなら2×4。
LABRICO アイアン 棚受け
普通の棚受けで良いのだが、LABRICOで揃えたい!という方はこちらもどうぞ。私は隠れたオシャレも大事だと思うので、棚受けもアイアンのLABRICOにした。
棚受けは目立たなくて良いので、白のアイアンを買ってマット黒で塗ってみた。
ぶっちゃけ棚受けはあまり見えないので、こだわらないくても良いと思う。しかし、勢いでポチって実際に使ってみた私の感想としては、1×4の幅とビタビタで合ってるので、仕上がりはとても良かった。
1×4または2×4
近くにホームセンターがあるならそっちの方が手っ取り早いけど、楽天市場でもカットしてくれる木材屋さんがあるので便利。送料は少し高い。
初めて楽天市場で木材を買ってみたが、品質も良いし、カットもしてくれたのでよかった。送料が若干高くなるので、近くにホームセンターがあるなら、そっちにいった方が手っ取り早い。
ワンバイ材の他に、枠用の木材も必要なのでそちらもお忘れなく。
真鍮の釘
オシャレさにこだわるなら丸頭の真鍮釘。銅釘でもオシャレなのでお好みで。
ホームセンターかハンズでもOK。
真鍮釘か銅釘のどちらかがオススメ。シルバーのステンレス釘だと味が出ないというか悪目立ちしてしまう。
オールドワックス
ターナーズのオールドワックス。色のバリエーションもたくさんある。おすすめは、うっすら緑が入っているアンティークカラー。
カラーバリエーションが豊富なのでオススメ。
ウォルナット、スモークグレー、ベージュグレーなどなど、10色あって正直迷った。店員さんにオススメしてもらったアンティークカラーがあたりだった。
ウォルナットとかだと、ありきたりな印象になってしまうが、アンティークカラーやスモークカラーは、さりげないアクセントになる。
もちろん、壁紙やタイルの色と合わせるのがベター。
オールドワーックス以外だとブライワックスなどもオススメ。
違いはぶっちゃけ色味でしかないので、できれば店頭にいって確認したい。
タイル
リアルタイルは風合いが違う。凹凸感があって表情があるし、可愛さも段違い。この6×6のタイルは少し割高だけど、ボンドが要らないので施工が幾分か楽ちん。
ホームセンターかハンズで売ってるタイルでもOK!
ホームセンターは、白とか紺とかの定番色が安く売っている印象。ベースカラーにするタイルなどはこっちで選んだ方が良いかもしれない。しかしホームセンターには、絶妙な色のタイルはあまり置いていないので、上で紹介しているデコレというブランドのタイルがおすすめである。
まとめ
やっぱりタイルは可愛い!
プラスチックシールじゃなくて、あえて本物のタイルを使うのがワンランク上の仕上がりにするコツ💡
タイル貼りたくなった人はぜひ!