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2023.07.11 Tue
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イタリア異世界ハネムーンDay5|中世に迷い込める古都シエナ

こんばんは、Shinです。

今日の記事は久しぶりの異世界ハネムーンの続きで、イタリアで紛れ込んだ現実離れした世界のお話。

前回記事はこちら。

フィレンチェはスキップして古都シエナへ

Day4のベローナで「次の日どこ行くか?」を妻と相談した結果、

5大都市のフィレンチェはスキップ!

理由は、観光地臭がして、おもしろくなさそうだから。

代わりにその少し先のシエナという古都に向かうことに。

有名な街とか、メジャーなところはあんまり萌えないので外しがち。

シエナは地球の歩き方では数ページしか触れられていない街だけど、なんかピンときたので行くことにした。

朝5時半起きで、ベローナの駅で6時半の電車に飛び乗る。

まだ真っ暗である。

朝6時半のベローナの駅

FrecciaRossaという特急に乗る。値段は高いがめちゃめちゃ早い。

そして、高いので変な人が電車に乗っていないところも安心できる。

爆睡すること2時間。中継地点のフィレンチェに到着。時間は朝8:40。


小腹が減ったので駅にあるカフェに向かう。

ごっついエスプレッソマシーン。
イタリアは基本的にどこのカフェに行っても美味しいカプチーノを飲ませてくれる。

電車を乗り換えてシエナに向かう。

オリーブ畑とぶどう畑の間を縫って電車が走ってゆく。

丘と畑の風景を見てるとなんか落ち着く。ずっと見ていられる。

異世界なシエナの街に迷い込む

11時前にシエナに到着〜!朝から5時間の大移動。

駅から旧市街まで少し距離が離れているので、歩いて向かうことに。

駅の周りはけっこうモダンな感じだけど、旧市街は1000年以上も前から栄えてきた古都で、世界遺産に登録されているらしい。期待が高まる。

冬の北イタリアは濃い霧が漂っていて、シエナの古い街並みの雰囲気と相まって異世界感が半端ない。

真っ白な霧に覆われた、宿に向かう道。
霧の中に佇む謎のオブジェ。コミカルだけど、どちらかというとホラー。

現実離れした街を抜けて宿へ向かう。

普通の世界に戻ってきた感じがする。

宿の脇のレストラン。斜面に器用にテーブルと椅子を並べている。

宿の脇のレストラン。

宿「Albergo Bernini」に到着。

郵便受けがかわいい。当たり予感しかしない。

続いてお部屋。

綺麗に掃除が行き届いていて、本当に素敵。

Albergo Bernini

テラスからの眺めがよいよ!と聞いて、テラスに遊びにいってみる。

霧が晴れてきているが、まだまだ中世みたい。不思議な感覚。

高次元なステージで教会巡り

荷物を置けたので街の散策に向かう。

地球の歩き方にはあんまり情報がないけど、古い教会がいくつかあるらしいので、宿の近くから回ることに。

とりあえず最寄りの教会から。

サンドメニコ教会

窓ガラスから柔らかい暖かい光が差してきた。

教会入った瞬間に外の霧が消えたっぽい。変なの。

ゴシック様式で、木と石のハイブリッドな教会。すごく落ち着く〜。

丸窓からの光。

なんというか、地球の次元じゃない、すごく高い世界にいる感じがする。

とにかく、落ち着くし心が休まる。

霧が晴れたシエナの街並み

教会から出たら霧が晴れてたー!

なんかキラキラキラキラしてる。本当に気持ちの良い場所だ。

古い劇場?の下にある超絶美味しいバーガーを食べる

めちゃめちゃ地元っぽい人たちで賑わうバーガー屋さんを見つけたので入ってみる。

お店の名前は「TE KE VOI?(なんだって?)」

これがめちゃめちゃおいしかった!

イタリアの観光地ってご飯不味いんだけど、地元民向けの料理屋は本当に美味しい。

カンポ広場でダベる

なにか、すっごいやさしい大きなエネルギーが現れた瞬間があったのでシャッターを切ってみる。伝わるかな?

おおきくて優しくておおらなかなエネルギー

みんな腰を下ろしてゆったりしているので、妻と一緒に座る。

妻がジェラート食べたいと言うのでジェラート屋さんに入ってみる。

ミルク系とカフェモカ系だったと思う。

本当に美味しい!

日本にはあんまりジェラート文化ってないけど、本場のイタリアで食べるジェラートって本当に美味しい。お店の奥で手作りでジェラートを仕込んでいるお店もあったりするし、生活に根付いているんだなぁと思う。

ピザでかw

縞模様が美しいドゥオーモへ向かう

ジェラート食べて腹が膨れたのでドゥオーモに向かう。

ドゥオーモとは「イタリアでの街を代表する教会堂」と言う意味らしい。

いろんな街にドゥオーモがあるってことね。

シエナのドゥオーモは街一番の見どころで、博物館なども併設されている。

メインの教会は12世紀に着工して、14世紀に完成した建物だそうな。

作るのに200年かかったらしい。すご。

石畳の階段

白と黒のシマシマが特徴的なドゥオーモの塔。

かっちょいい。

中にも入れるのでチケットを買って入る。

なんかよくわからんけど、1人30ユーロ(5000円)くらいの一番高いチケットを買う。
円安は物価が高く感じるなぁ。

中もシマシマのマーブル模様だ。

別の角度から。こんなゴシック建築みたいことない。

内部を別の角度から

ステンドグラスからさす光もなんか異次元。

ステンドグラスから刺す光

見上げるとデスマスク?と目があってゾクっとなった。

ドームを下から見上げる。

なんか絵にしか見えないけど、これドームの天井。

絵にしか見えないドームの天井。

下を見ても、幾何学柄がほーーーーんとに美しい。ため息が出る。

天井が星で、床が月だね。

床の月が描かれたタイル

音楽室が空いていたので入ってみると、見たことのない楽譜が。なにこれ。

なんかやっぱり異世界入ってない?

教会の屋根裏ツアー

一番高いチケット買ったら、屋根裏ツアーがついていた。ラッキー!

日も暮れてきた頃に待ち合わせの場所に向かう。

夕暮れのシエナの街

20名くらいが集まって、天井裏ツアースタート!

ちなみに、ちゃんと英語ツアーだから嬉しい。

螺旋階段を登って教会の2階部分へ。

上から見る教会はめっちゃ新鮮!

教会を2階部分から覗く。

教会の屋根裏通路を歩く。

下から見上げた時に小さなドーム状になっていたところの裏は、こんな感じになっていたのか!

教会の屋根裏

2階席正面から。

美しい、、、夕暮れの時間帯も相まって、幻想的な色合いである。

大満喫である。

朝5時から動いていたのもあるけど、シエナの時間が濃すぎてもう何日も滞在している気分になった。

イタリア旅行中トップ3に入るレストラン

お腹が減ったので晩御飯を食べることに。

時間は18時。

ネットで探したけどピンと来なかったので歩いて探すことに。

イタリアで美味しいご飯を食べたいなら、地元民向けのレストランを探せ!だけど、地元民レストランは観光客お断りのお店もあって、なかなか入るのが難しい。

席が明らかに空いているのに、予約があるからと断られるケースもけっこうあった。

OSTERIA GUSTOは、中心地から外れた路地にある、地元民向けのレストランって感じの美味しいしそうな店構え。

扉をくぐると、いかめしい感じのおじさんシェフがイタリア語で話しかけてくる。

どうも「開店は1時間後だから後で来い」って言っているみたいだ。

お腹わぺこぺこだが、このレストランが気になる!ので、1時間街をプラプラして再びお店に向かう。

出迎えてくれたのは執事っぽい感じの人で、なにやらさっきの厳しいシェフに「こいつら観光客だけど、通していいんか?」みたいな会話をイタリア語でしている。

厳しいシェフがこちらを見て、「おー!こいつらは1時間前に来て、また来てくれたんや!通せ、通せ!」みたいなことを執事っぽい人に伝えて、無事に店内へと案内してもらえた。

1時間待ってありつけた料理は最高だった。

料理のスタイルは、北イタリアの丹精できめ細やかなご飯。

南部のトマト、オリーブオイル、パスタ、どーん!って感じの料理とは全然違う。

まずは前菜。生ハムとチーズのプレート。

見た目は観光地のレストランとそんなにかわらないんだけど、なんかとにかく全部美味しい!(語彙力ないw)

なんかよくわからんけど、たのんでみたメインディッシュ。

おいしすぎーーーー!(語彙力w)

デザートもうまうま!

ディラミス頼んだら出てきたのがこれ。

ケーキを想像していたんだけど、シェフなりにティラミスの構成要素を因数分解して、ガラスの瓶に再構築しましたって料理。

料理の思想は、因数分解と再構築のフレンチに酷似している。

まとめ

何個もの異世界を旅した気分になったシエナだった。

好みもあると思うけど、イタリア10都市くらいまわった中でダントツのおすすめ。

なんか街のエネルギーがおおらかで優しいんだよなぁ。

街にいるだけでクリアリングされていくような感じさえ受ける。

ジェラートも、料理も美味しいので、イタリア旅行で少し時間のある人は是非行ってみてほしい。

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