LIFE
2020.02.29 Sat
1450 Views

面接で相性の良い企業を見極める方法

こんにちは、しんです。

転職は、人生の中でも大きなイベントです。

ブラック企業に就職したい人は誰もいません。

誰もが、ストレスなく、のびのびと働ける会社で働きたいと考えていると思います。

面接で相性の良い企業を見極める方法があれば、安心ですよね?

私が所属しているIT業界は、平均求人倍率が7.35倍(2019年)です。転職活動をすると、一人当たり平均で7.35社の内定をもらうことができるということを示しています。

出典:Doda https://doda.jp/guide/kyujin_bairitsu/

そうです、圧倒的に応募者に有利な売り手市場なのです。

企業が応募者を一方的にジャッジする時代は終わりました。
応募者が企業を選ぶ時代が始まっています。

この記事では面接官で良い企業かどうかを見極める方法をシェアしたいと思います。

前職の楽天では、採用する側の人間でした。
なので、採用する側として気をつけるべき観点、も含んでいます。

超絶プロフェッショナル、ポジションフィットの人材は、即座に採用したいものです。
ベスト人材ではなくても、ポテンシャルが十分に感じられる人材でも、ヘッドカウントが空いていさえいれば、即座に囲い込みたいものです。

そんな売り手市場だからこそ、採用活動を行う企業側も気をつけなければいけません。

見るのは面接官

一言でいうと、面接官を見れば、入社後に気持ちよく仕事ができるかどうかがわかります。

以前までの自分は、企業選びの際に、企業文化とフィットするかどうか、ばかりを重視していました。

もちろん企業文化のフィット度はとても重要です。
あなたが0→1フェーズ大好きの、イノベーターマインドセットを持った人間なら、ものごとがダイナミックにスピーディに動く、ベンチャー系の企業がいいでしょう。
そういう選定眼はとても重要です。

でも、さらに企業選びの精度を高めたいのであれば、重要なのは、一緒に働く人を見ることです。

あなたは企業と働くのではなく、その企業の中にいる人と働くのです。

従業員2万人の楽天で働いていた時には、組織とか会社は、結局は人なんだなと思うことが多々ありました。

別の記事で書きたいと思います。

話してて感じるなんとなくの相性の良し悪しが重要

定性的すぎることを書くな!と言われる方もいるかもしれません。

でも、この、なんとなく嫌とか、なんとなく好きって感覚は大切にしてください。

この感覚は、入社後にその人と関係性を構築する中でも、同じような感覚が発生します。

例えば、

面接でこっちが話してるのに、途中で話を遮られるのが、ちょっと嫌な感じ、、、

と思ったのなら、入社後一緒に仕事をする中で必ず同じことが発生します。
面接で「人の話を遮る」という残念な片鱗を見せてしまう面接官は、業務中でも同じことをやります。おそらく、人の話を聞かない人なのでしょう。

人の話をあまり聞かないというのは、リーダーシップがあることの裏返しでもありますし、文脈によって人の話を聞かないのニュアンスも違うので、それ自体が良いとか悪いとかって意味ではありません。

あなたがそれを嫌と感じるか否か、が重要です。

もし、面接で面接官に違和感や嫌悪感を感じたら、次の選考の案内や内定をもらっても断りましょう。

一方、面接で、

ポジションにきちんとフィットするか心配しながら面接に挑んだけど、過去の失敗やこれからチャレンジしたいことも含めて、ちゃんと話を聞いてくれて、とても安心感を覚えた!

こんなことを面接で感じたのなら、入社後も、安心感をもっていろんなことにチャレンジすることができるでしょう。

面接官は素敵なマネージャーです。きっとあなたのことを温かい目で見守りながら、サポートしてくれるはずです。

面接官としてやってくる人の4つのタイプ

なんとなくの好き嫌いとか相性が大切という話をしましたが、さらに確度高く面接官を知るためには、相手のタイプに沿って観察していきます。

面接官として面接にやってくる人は、大きく4つに分類できます。

上司候補、同僚候補、部下候補、HR(人事)、です。

上司候補

だいたいこのパターンがもっとも多いかと思います。
部下として雇おうと企業が誰かを採用しようとするときは、そのポジションのマネージャーが申請をしています。一発目の面接官も上司候補のケースが多いです。

そのマネージャーが、応募者を部下としてどうか?を判断するのが面接なら、応募者が自分の上司としてどうか?を判断するのもまた面接です。

自分がその上司とうまくやっていけそうか?を会話を通じてロールプレイングするといいでしょう。

その中で、絶対に見るべき点があります。
それは、その人間がマネージャータイプなのかプレイヤータイプなのか、という点です。

マネージャータイプとは、人の管理能力に長けていて、自分が手を動かすよりかは、チームをどう効率よく稼働させて、チーム全体のパフォーマンスをどう上げるか、という視野をもって仕事をする人間です。

プレーヤータイプとは、自分の専門領域の仕事は、自らが率先して手を動かしてやりたいと考えるタイプの人間で、チーム視点などは少し欠けているタイプの人間です。

どちらが良い、悪いという話ではないですが、少なくとも人を率いるポジションにある人なのでああれば、マネージメント能力をもっていないのはいろいろと残念です。

面接官がキャリアサポートの観点を持って、面接をしてくれるか?

というのが、マネージメント能力を見極める一番のポイントになります。

同僚候補

上司候補に続いて、面接官にアサインされることが多いのが、同僚候補です。
相手は同僚として協業できそうか?必要なスキルセットはあるか?マインドセットは望ましいものか?といった点を、カジュアルに判断する役目です。

採用可否判断において、重要なロールを担っていることがあります。

応募者側として気をつけて判断する点は、入社した後一緒に働けそうか?という点に尽きます。

上司候補よりもフランクに話してくれることが多いので、チームの内情などをヒアリングするのも良いかと思います。

部下候補

あまり遭遇はしませんが、部下候補が面接官に登場する場合もあります。
同僚候補、上司候補と一緒に登場する場合が多いです。

彼らに対しては、入社後に自分がマネージメントをする側になるわけなので、マネージャーと部下というロールプレイングを面接中に行うことで、いいPRになります。

具体的には、気持ちよく働けているか?何か課題などはあるか?やりたいことはあるのか?といった、サポーティブな態度で接するのが良いです。

部下候補を好き嫌いで判断するのはあまり意味がないので、彼らをどう支援できるかな?という観点をもって面接に挑むのが良いでしょう。

HR(人事)

昨今では、企業がリクルートエジェーンシーを通さず直接候補者にコンタクトするダイレクトソーシングが流行ってきています。

リクルートエージェンシーのレベルはピンキリで、いやむしろ業界やポジションのことをあまり理解していないエージェンシーも多いです。

そういったエージェンシーを使うよりも、自社で直接採用活動を行った方が、コストメリットや候補者と直接話し、深く知ってもらえるというメリットがあります。

ダイレクトソーシングを進めている企業では、まずHRの人間が候補者と話すというケースも見られます。面接というより面談であることが多いです。

彼らは、コンピテンシーチェックというよりは、マインドセットといった側面を判断するための面接を行います。

あるいは、応募者売り手市場であるという危機感を持っているHRであれば、あなたがどんなキャリアを築きたいのか?会社選びで何を重視しているのか?というサポーティブな姿勢で接してくれることが多いです。

彼らはスクリーニングという役目は持っている場合もあるかもしれませんが、採用決定のステークホルダーではないので、チームや会社の状況を説教的にヒアリングしていきます。

入社後には、自分がお世話になるHRなので、どんな人事的な課題に直面しているのか?といった悩みを引き出してあげることで、よい協力者になってもらえることができます。

採用決定の直接のステークホルダーではありませんが、社内で採用に対しての発言力が高いことも多いので、面談では彼らをいかに仲間にするか、といった観点をもって話をしていきます。

誰が面接するのかを必ず調べる

もうお気付きの方はいるかもしれませんが、面接前に調べるべきこと、それは誰が自分を面接するのか?です。

最近ではlinkeInやSNSで、個人情報があふれていますから、名前を入手して、候補者のことを徹底的に調べあげます。

経歴、スキルセット、マインドセット、志向性、マネージャータイプかプレイヤータイプか、想定される質問などは、一通り知ることができます。

彼らの興味、知りたいことを中心に面接の内容を知ることができれば、彼らに響く言葉のチョイスの確度が高くなります。

逆を言うと、誰が面接巣のかを調べずに出たとこ勝負で面接に挑むなんて、怖くないですか?

できる準備はしっかり行いましょう。

まとめ

転職市場は、超売り手市場!
応募者側が、企業を選ぶという時代がやってきています。

企業を深く知るベストな方法は、面接官と話すことです。
面接官を測ることは、就職後の活躍を測る重要な試金石になります。

一番重要なのは、なんとなく好きか嫌いか。
定性的な言い方ですが、これが一番重要です。

あとは、相手のレイヤーによって見るポイントを変えるということです。
上司候補だったら、マネージャー資質があるか?といったように。

これを確度高く多な歌面は、誰が面接にくるのか、どんな人なのか?を調べることが重要です。

そうすることで、事前に面接の内容までをも想定することができるようになり、魅力的な自己PRにも繋がります。

転職に関連する記事

LIFEに関連する記事

おすすめの記事

閲覧数が多い記事