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2020.11.03 Tue
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本当の世界の仕組みが分かる映画:LUCY(ルーシー)のレビュー

今日は、世界の仕組みがわかる映画LUCYの紹介。

世界って何次元でできてるんだろうね?
超能力って本当にあるの?
そもそも本当の世界の仕組みってどうなってるの?

って疑問を思っている人におすすめ。

若かりし頃の自分に、攻殻機動隊と並んで超絶お薦めしてあげたい映画!

この映画、主演がスカーレット・ヨハンソン、助演がモーガン・フリーマンという超豪華キャストながら、日本ではいまいち話題になっていなかった印象。日本での興行収入は10億円だったらしい。

世界では、405億円と超大ヒットだのに。

Amazon Primeだと星3.5、ヤフー映画だと星2.6といまいち。
コメント欄を見てみても、微妙なSF映画と辛辣なコメントが目立つ。

確かに、ただのSF映画として観ると普通なのかもしれない。
古典物理学や私たちが教えられてきた常識で観ると、嘘こいてんじゃねーよとマウンティングしたくなるような映画なのかもしれない。

でも、量子論の観点を持ってみると、よくできているし、様々な示唆に富んでいる。

見る側のリテラシーを試される映画。

量子論的にも素晴らしいのだが、この映画実は本当の世界の仕組みを描いているらしい。

らしいというのは、私のサイキッカーの友達Saekoさんが、これ“知ってる人”が作った映画やで〜 と言っていたからだ。

Saekoさんは、シェアハウス時代の友達で、一時期テレビで話題になっていた江原さんのようにチャンリングができる人。

チャネリングをするときや、次元を行き来する時の感覚が、このLUCYで描かれているものと全く同じだというのだ。

興味深い!

Saekoさんを知らない人は、ふーんレベルだと思うが、ともかく、本当の世界の姿が気になっているのであれば、ぜひみてみて欲しい。

ここからはあらすじとネタバレを含む内容になるので、本編みたい人は軽くだけ目を通してみてください。

プロローグ

舞台は台湾。

左は我らがスカヨハちゃん。かわいい。

右は彼氏。この5分後に死ぬから覚えなくて大丈夫。

500ドルやるから運び屋をやれ!と彼氏にアタッシュケースを手錠で繋がれるルーシー。

ルーシー:You are asshole!!
彼氏:You are wonderfull!

ルーシーの悪態に、絶妙に韻を踏んで返す彼氏のワードチョイスが素敵笑

スカヨハの英語はめちゃめちゃ綺麗で聞きやすいので、リスニングの勉強にもなる♪

彼氏に指示された通りホテルのフロントに出向くといきなり拉致られるルーシー。

連れて行かれた部屋には血塗れの死体と韓国マフィア。

アタッシュケースの中身がわからないので、ルーシーは一人にされて、アタッシュケースを開けるように指示をされる。

アタッシュケースの中に入っていたのは、青い薬が入った4つのパッケージ。

マフィアから青い薬の運び屋をするように脅迫される。

ルーシーは拒否するも、頭を殴られて気絶。

10%

シーン変わって、脳科学者のノーマン博士のスピーチ。
人類は、脳の10%しか使っていないという話。

批評家たちからは、この脳稼働率10%がクリシェだよね!といっているが、これはあくまでも映画をわかりやすくするためのレトリック。

ふーん、そういうもんなんだーくらいでいい。

再びシーンが変わってルーシーに。
気絶させられ目覚めると、見知らぬホテルのベットの上。

お腹が痛くて目をやると、血塗れの包帯が巻かれている。

マフィアたちに、お腹に例の青い薬を埋められたのだ。

再びマフィアの部屋に連れて行かれると、アメリカ人っぽい医師が入ってきた。

「あなたのお腹にCPH4という薬物を埋めた。
 指定されたチケットとパスポートを持って物を運べ」

ルーシーの他には、男が三人。
同じくお腹を真横にかっぱがれ薬を埋められた運び屋たちだ。

「お前ら、途中でチンコロしたら、まじで許さねーからな!
 しっかり運べよ!」

連れて行かれた部屋で、反抗的な態度だからとマフィアの下っ端に腹を蹴られるルーシー。

蹴られた腹の中では、薬の袋が破けて青い薬が体内へと流れ出す。

化学反応が起きて、天井でもがくルーシー。
ルーシーの知覚する空間が人知を越え始めている。
脳稼働率20%

量子論の世界では、人の体は物質ではなく、ミクロの粒子が確率的平均的に収束して人の形を成しているだけとされている。粒子は地球の重力というよりも、粒子の持つ重力場に影響されて振る舞いを決める。つまり、量子論ではこのシーンはフィクションではないかもしれないということ。

地球に重力があって、人は地に立っているというのは、実は思い込みによるものなのかもしれない。

20%

20%まで覚醒したルーシー。
瞳には薬の青が混じる。

看守役の下っ端を誘惑するフリして秒殺。
鍵を奪ってさっそうと部屋の外へ脱出。

外にいるマフィアの下っ端4人も銃で瞬殺。

ふと右肩に銃弾を受けていることに気づく。
おもむろに、銃弾をほじくりかえして、眺めるルーシー。
まったく痛みを感じていない様子。

タクシーの運ちゃんを銃で脅す。
病院に連れて行け。

止まったタクシーの中で、聞こえてくるはずのない遠くで電話で話している女の子の声が明確に聞こえる。

聴覚が鋭敏になっているようだ。

これめっちゃあるある
聴覚じゃなくて嗅覚で。

私は嗅覚でいろんな情報を取ることができる。本気を出せば10メートルくらい離れたところでも人の匂いから、精神状態や体調、性格などがなんとなくわかってしまう。

遠くの音が聴こえるとは少し違うが、音を聞いて色が見える共感覚の持ち主も、200人に1人くらいの割合でいると言われているので、このシーンは特段SFではない。

私の嗅覚の能力について気になる人はこちらの記事をどうぞ。
匂いで友達の○○の病気を言い当てた話

病院に入っていくルーシー。
中国語で書かれた案内表示が、英語に変わり意味が伝わってくる。

サイキッカーのSaekoさんは、本気になればこれできるって言ってた。
緊急事態の時ぐらいらしいけど、全然できるらしい。

まじか笑

英語とか習う必要ないやん。

銃を向けて、お腹の中の袋を摘出するように脅すルーシー。
麻酔なしでいい。さっさとやれよ、と。

医者にお腹を開かせてママに電話。
ここで、興味深いセリフを言っている。

I feel everything. space, air, vibrations, people, gravity, brain, the deepest part of my memory…

(全てを感じるの。空間。大気。大地の振動。人々。重力も感じる。地球の回転さえも。脳も感じる。記憶の最も奥深く。)

ルーシーは続ける。1歳の時に飼っていた、青い目、折れた尾のシャム猫のことを。ママは「そんなこと覚えているわけないでしょ?」と訝しむが、ルーシーはその猫のことを淡々と続ける。

Saekoさんいわく、人は生まれてからの記憶を全部持っているらしい。なんかアクセスできない状態にはなってるけど、どっかに保存してあるんだって。そしてその場所は脳ではないらしい。

過去の記憶だけでなく、生まれる前の過去生の記憶とか、並行世界の記憶とか全部持っていて、アクセスはできるらしい。もちろん、限られた人だけど。

ちなみに、私は3歳くらいのときの記憶が今思い出せる一番古い記憶だ。
風邪で寝込んで両親と姉がキッチンでご飯を食べているのを、布団に入って眺めているという記憶。

ママと電話をしている間に、無事にお腹から袋が摘出される。
500gを残して全部体へ吸収されてしまったらしい。

CHP4という薬らしいけど、何か知ってる?と医者に尋ねると、妊娠6週目の妊婦の体内で作られる物質だと答えが返ってくる。

胎児の全身の骨を形成するために必要な物質で、わずかな量でも原子爆弾の様な影響があるとのこと。こんだけの量を摂取してしまうと何が起こるかわからない。

病院の外に出ると、木のエネルギーの流れさえ見えるようになっている。

今の時代、こういうのを感じることができる人は増えてるだろーなー。
私はここまではわからないけど、Saekoさんはオーラが見えるので、人がこういう見え方になってるのだろうか。

お礼参ターイム。
自分の腹に薬を埋め込みやがったマフィアに単身乗り込むルーシー。

かっこえぇ。
薄着だから、スカヨハのお胸がぷるんぷるん揺れとる。

マフィアのボスの両手にナイフをグサとやって、残りの薬の運び屋はどこかと問い詰める。

マフィアのボスは英語が通じないので、無理やり思考を探ることに。
ボスの額に親指を押しあてて、記憶にアクセスする。

ルーシーの他の3人は、それぞれベルリン、パリ、ローマに行かされたことを知る。

場面が変わって、脳科学者ノーマン博士が滞在するホテル。

脳科学者ノーマン博士は、映画の冒頭にも出てきた脳科学者の権威である。
「人類は10%しか脳を活用できていない」といった、脳に関する研究の第一人者だ。

ホテルでくつろぐノーマン博士の元に突然ルーシーから電話がかってくる。

見ず知らずの女からの電話に驚くノーマンだが、ルーシーは20%の稼働率になった脳を駆使して電磁波を操り、テレビや携帯、パソコンに自身を投影して、CPH4を吸収したことにより人知を超える力を身につけたことを実演してみせる。

そして、24時間以内に死んでしまうこと、どうしたらいいのか?ノーマン博士に問いかける。

ノーマン博士は、人類が生きる目的は、知識を後世に残すことだ。
君の持てる知識を伝えるのだ。

そう、ルーシーに語りかける。

わかった、会いにいくわ。

2時間以内にあなたのいるパリで会いましょうと電話を切る。

30%

ついに30%まで覚醒したルーシー。

ノーマン博士のいるパリに行くため、空港に向かいながら、フランスのインターポールっぽいとこの、イケメン捜査官にタレコミをする。

3人の薬の運び屋がCPH4という危険な薬物を運んでいるから捕まえてねと。

40%

ファーストクラスに乗るルーシーはついに40%に到達する。

それは、細胞が不死に向かって、自己完結する世界。
(らしい。これは正直、何言ってるかわからん)

ルーシーの体からは、歯がこぼれ落ち、皮膚が剥がれ、指が粒子へと変化していく。

このシーン、量子論を知ってるとめちゃめちゃ面白い。

我々が生きているマクロの世界では、体には、骨があり、肉があり、皮膚があり、物質であるように思える。

しかし、量子重力理論の世界、ミクロの世界では、目に見えないほどの小さな小さな素粒子が、確率的、平均的に収束しているだけだとされている。原子よりも小さな物質、ニュートリノとか、ヒッグス粒子とか、そういうレベルのサイズの確率的に様相を変える素粒子が、たまたま細胞、ひいては人の体に、なぜか収束しているだけだということなのだ。

その収束のトリガーとなる要素がなんなのかは、量子重力理論でも解明されていないが、現在の物理学会では、おおよそこの見解が大多数であるらしい。

このシーン、ルーシーの体は、体を構成する素粒子が、なんらかの影響でルーシーの体に確率的、平均的に収束するのを止め始めたと見てとることができる。

あわてて、トイレに駆け込んだルーシーは、粒子が拡散して指の形をなしえなくなった手で、残りのCPH4を口にかきこむ。

そして気を失う。

気づくと、病院に。

外に出ると、タレコミの電話をかけた相手のフランスの刑事が、銃を構えて止まるように警告してくるが、人の意識を自由に操れるようになったルーシーは、刑事以外の人間を気絶させる。

3つのパッケージは回収した?

自分の手元にある方が安全だから、回収しにいくわよ。

車に乗り込むルーシーと刑事。

ルーシーは電波が視覚的に感じれるようになっており、電波からCPH4の回収を目論む韓国マフィアの会話を盗聴する。

刑事からハンドルを無理やり奪い、マフィアのいる別の病院へと向かう。

病院では、韓国マフィアが3人の運び屋を殺して、お腹の中からCPH4を取り出している。

そこに到着するルーシー。

韓国マフィアたちに銃を向けられるが、、、

60%

60%に到達したルーシーは、空間粒子を操れるようになった。

マフィアの中ボスの逃走を見えない壁で阻止。

空間粒子を意識エネルギーで操れるようになったら、こんなんも可能だろうなー。

てか、こんなにわかりやすい形じゃなくても、潜在意識が解放され始めている一部の人々は、別の形で日常的にやってそう。

手を降るだけで、巨体のマフィアも吹き飛ぶ。

空中に貼り付けにされるマフィアたち。

ルーシーは苦もなくCPH4を韓国マフィアから奪い取る。

ノーマン博士と脳科学者の仲間たち。

そこへタイミングよくルーシーが登場する。

自分の持てる知識を残すべく、”世界の仕組み”について語り始めるルーシー。

人間は自らの独自性を存在論の根拠としている。
1+1=2と習うが、実際には数字も文字も存在しない。

そうした社会システムはすべて表層的。
人間は理解しやすいように、存在や情報を単純化しているだけ。

楽な尺度で物事で考えている。

“時”だけが真実の尺度である。

人間が、存在や情報を、理解しやすいように単純化しているだけってのは本当にそうだと思う。

カオスが怖いから、言葉を使って、世界を単純化して切り取って、理解している。でもその過程で、バイアスによって認知できなくなってしまうものも多いと思う。

アインシュタインが、常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションである、と喩えたように、常識や概念、知識に寄りすぎると、人間の本来の可能性が抑えられるんだろうなと思う。

幽霊の見える子供は多いというけど、年を取るについて見えなくなるのは、頭がカチカチになって、人間本来の感覚が失われていくからだと思う。

時だけが真実の尺度である、については、よくわからなかった。

量子論的には、時間は存在せずに、空間量子の状態の変化のみが存在するということになっているので、もしかしたらその深い話を、大衆が理解しやすいように言い換えたのかもしれない。

韓国マフィアのお礼参り。

でもルーシーと博士たちは気にせずに、ルーシーの全知識をダウンロードするために、残りのCHP4の投与を始める。

口から光線を出すルーシー。

外では、韓国マフィアとフランス警察のドンパチが激化する。

ルーシーなんでもできるなら、なんとかしてあげたらいいじゃんと言う人がもしかしたらいるかもしれないが、いちおうハリウッド映画なんで、ラストは派手に、みたいな葛藤があったと推察される笑

量子論的に言うと、すでに次元も空間も超越したルーシーは、この話の結末を知っている、いや自由に作れるので、部屋の外での銃撃戦など些事でしかないということなのだろう。

人が考える死など、死ではないと途中で言っていた通り、外で人が死んでも気にするほどのことでもないと思ってるんだろう。

70%

ついに70%に到達。

体が人の体に収束しなくなっている。

有機的な物質へと姿を変えて、電子機器へと枝を伸ばしていく。

マクロの世界を超えて、真っ白の空間へ。

脳内で、地球の全ての時間を走馬灯のように駆け巡っていくルーシー。

好きな時代、好きな場所にアクセスが可能になっている。

ちなみに、Saekoさんはこれができるらしい。
時間、時空を超えて、いろんなものがみれるらしい。
うらやましいなぁ!

予知能力者も似たようなことやってるらしい。

でも、現在も、未来も、多次元に並行的に存在するら、予知能力者がいったいどの未来を見てるかは謎だけどね。

99%

ついに99%。

後ろからは、銃を向けて忍び寄るマフィアのボス。

量の掌をナイフでぶっ刺されたお礼参りにきてやったぜ!

引き続き、トランスしているルーシー。

後のマフィアは見えていない。

いや、正しくは、その世界のことなんて気にしてはいない。

だって、全ての結末が見えているのだから。

100%

100%。

引き金を引くマフィアのボス。

引き金を引いた瞬間に、ルーシーの体は霧散する。

体を構成する粒子が、収束しなくなり、拡散した。

後ろから刑事に撃たれるマフィアのボス。

刑事が姿の見えなくなったルーシーに気づき、「彼女はどこだ?」と聞くと、持っている携帯に「I AM EVERYYWHERE(わたしはどこにでも存在している)」とメッセージが入って、終幕。

最後のシーンも興味深い。

人間が思う死など実際は存在しなくて、肉体が滅びたら恐らくエネルギーに変えるだけ。それは収束していない粒子。高速を飛び越えて偏在できる粒子。そんな存在に変わるだけ。

そういう量子を拡張した先の想像を見事に描いてくれている。

まとめ

長くなったけど、ルーシーのあらすじでした。

最初に言ったが、ルーシーという映画は、見る側のリテラシーが問われるし、SF映画だと思ってみると中途半端な映画に思うかもしれない。

でも、この記事を読んだ後や、量子論の本を1冊くらい読んでから見ると、何倍も楽しめて、勉強になる映画。

気になった人は是非。

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