1200万円のオファーを断った話。転職するときに一番重要なこと
4年働いたR社。全世界のロゴとブランドを自分の手で変えるという大仕事もやらせてもらい楽しかったが、少し仕事に飽きてきた。
そんなときに、たまたまLinkdin経由で声をかけてくれたヘッドハンターの紹介で、東証一部上場のHRテック系の会社の社長室でCBO(Chief Brand Officer = ブランドに関する全権を持っている人)のポジションで、年収1200万のオファーをもらった。
現職をやめてそこに移るか、現職のまま部署を変えるか、を悩んでいたので、さえこさんにハートセッションで、それぞれの先にある未来をみてもらった。
目次
さえこさんとは
2015年に東京に引っ越してきたときのシェアハウスに住んでいた人。初めは、羊毛フェルトやってる普通のお姉さんくらいにしか思っていなかったのだけど、いろいろ話を聞いていたら、チャネリングができるとのことで、たまに未来の透視などをやってもらっている。
ハートセッションとは
ハートセッションとは、さえこさんが目には見えない存在からのメッセージや、いわゆるアカシックレコードにアクセスして、未来をみて、それを伝えてくれるというものだ。
占いとか風水とかとは全く違う。
ハートセッションはどちらかというと量子力学的な世界観に基づいている。
つまり、未来には確定事項なんかは存在はしておらず、人の自由意志、意識によって自由に作り変えられるもの、という前提に基づいている。
ハートセッションでは、もし自分が人生の中で「選択」に迷っていて、その先にどんな未来が存在するかを知りたい場合に、それを教えてくれる。
ハートセッションに持っていった質問
社内異動、転職(内定もらってる会社)、それぞれの先にはどんな未来があるのか?
By Shin
さえこさんのハートセッションは、普通の占いと違うので、こっちが聞きたいことを明確に質問として持っていなければいけない。
質問が曖昧だと、もらえる答えも曖昧。
だから質問はわかりやすく、端的にまとめなければいけない。
今回の質問は、「社内異動、転職(内定もらってる会社)、それぞれの先にはどんな未来があるのか?」という質問に設定。
ハートセッションでもらった回答
現職にいようが、転職しようが、3年以内くらいに起業するはずだから、どこにいようが関係ない。ただ、外部との繋がり、ネットワーキングが大切だから、社外活動を意識してやるといい。
未来のことを考えながら生きるのは普通は良くないことだけど、起業を頭の隅に置いて動いていい。
内定をもらっているHRテックの会社は、現職のR社よりは会社の動きが遅い。物事はダイナミックには動かない。会社自体は悪くはない。
上司になるであろう初老のおじさんが、口がうるさい人で、仕事の進捗を細かく確認してきたり、口を出してきて、耳が痛くなるって状況が現れる。
転職をしても、現職に留まっても、選択しなかった未来のことを考えて、後悔している。どっちを選んでもそういう状況。
とのことでした。
内定をくれた会社の仕事は、これまで自分がやってきた仕事の延長線上でしかないので、ワクワク感だったり、自分にとってのチャレンジやラーニングが少なさそういうのが、引っかかっていたポイント。
ただ、超来て来てモードだし、彼らが出せる給与上限いっぱいのオファーを持って、三顧の礼をもって迎え入れようとしてくれている。2〜3週間の長期休暇も問題なく取れるし、英語環境もそこそこある。
ワクワク感の少なさというのが、やっぱり気になるけど、まー、ここでいっかー。
と、心に決めて内定の承諾の旨、ヘッドハンター経由で伝えてもらった。
世界が動き出す。他の会社からの選考オファー
そしたら、ちょうどその日、AdobeからXDエヴァンジェリストという、新しくできたポジションの選考を受けてみませんか?という連絡があった。
そのポジションは、Adobeの顔となって、彼らが現在もっとも注力しているUXデザインツールの啓蒙と普及を行なっていくというポジション。
前からずっと気になってたんですよ、このポジション!
ハートセッションで、さえこさんからは、こんなことも言われていた。
Shinさんは、自分の好きな世界をいつでも現実化できる状況にあるから、思考じゃなくて、ちゃんとハートに沿って選択を重ねるだけでいい。
まさに、それが絶妙なタイミングで具現化したということか。
同じタイミングで、他のリクルーターからも、Vitton、Google、Appleなど面白そうなポジションの選考の案内がドバドバっとやってきた。
もちろん、選考の案内=内定ではない。
けど、何かが動き始めた感じ。
1200万円のオファーを断る
一回、内定受諾の返事をしてしまったのだけど、思い切って辞退した。
オファー金額も、ポジションも、人もいいんだから、断る理由は”頭では”無いと思うのだけど、やっぱり”ハート”が揺れないので辞退した。
新しく始まったAdobeの選考も、他の会社の選考も、内定をもらえるかどうかの確約はないけど、ワクワクのする方へ向かおう。
1200万円のオファーは、罠だったな。
ハートに沿った選択が全て
毎日の選択も、人生の重要な選択も、ハートに沿って選択を重ねる。これが全て。
ハートがピンとこないけど、思考で良さそうと思っちゃうような選択肢は罠。
今回の転職案件は、「お金」、「人からの評価」。
面接では超絶評価もしてくれたし、オファー金額も高かった。
でも、そこが自分にとっての一番じゃない。
もちろん、嬉しいし、その感情自体は否定しない。
お金や人からの評価が一番じゃないと改めた感じた。率直にワクワクするか、テンション上がりそうか、それが重要。
1200万円を断るなんて狂気の沙汰や!と友達や家族からは言われた。
けど同時に、その腹の括り方素敵だよね。と言われた。
思考じゃなくて、ハートで選択をするということが、今回の件で実践できた。
転職その後は、次号に続く。