ミステリーロマンが詰まったナスカの地上絵。
朝5:30起床。6:00にホテルに迎えが来る。
前日ガイドのメリッサに80ドル払って、ナスカの地上へツアーを予約していた。通常プランには入っていないオプション。ナスカの地上絵のホームページを見ると、飛行機チャーターは100ドルを超えるので、安かったのかな。ただ、どうも80ドルで、何人でも乗れるらしいという説明を空港カウンターで受けたので(つたない英語だったので100%理解できず)、もしかしたら誰か誘えばよかったかもしれない。
もとい、6:00に時間通りにきたミニタクシーに乗り込む。原チャの後ろをすっぽりと覆ったかわいいフォルム。振動がやばいので、脱肛にズキズキとくる。
HuacachinaからNazcaへは、隣町のIcaという大きい街にいって、中距離バスに乗ることになる。全部アレンジされてたから、チケット受け取って乗るだけだったけど。
バスに乗る前に、露店で野菜ジュースを買う。完全スペイン語オンリーの店主が、15ソレス(400円)と言ってきたが、相場がわからず、言い値で買う。後で知るけど、野菜ジュースはせいぜい10ソレス(250円)くらいなので、1.5倍の値段をふっかけられたことになる。
チクショー。
下は、ファカチーナからナスカへの地図。100キロちょいと割と遠い。
バスは急行バス的なものなので、ナスカまでは、3箇所くらいにしかストップしない。
ただ問題発生。どのバス停で降りればいいかわからへん。
PERU HOPがタクシー・バス全てを手配してくれてて、基本その時の運転手やらが指示をくれるのだけど、スペイン語しか話さないため、何を言っているかわからん。
Nazcaって聞こえたら、「はい!おります!」と叫べばいんだろうと集中するが、何時間でつくかわからなかったし、休む暇もない。
いくつかの停留所でストップしていく中で面白かったのが、バスの中に、スナック・飲み物の売り子がどすどすとはいってきて、しかも3〜4組、バスの乗客に売っていくんだ。最初は一瞬何が起こってるんやって思ったけど、だんだんと慣れる。南米楽しい。
2時間半くらいバスに揺られて、とうとうナスカという言葉は聞けずに最終停留所っぽいところに。
運転手に「ナスカ、アキ?!(ここナスカ?)」を連呼して、「シー(そう)」と返ってきたので、胸をなで下ろして降車する。
すると、PERU HOPが手配してくれていた下請けツアー会社の人が迎えに来てくれる。よかった。ナスカのバス停からは、10分ほどで、プライベートジェットの飛行場へ。
アキ。普通の小屋や。
待合室。飛行場内には、7個くらいの飛行機会社があって、その中のひとつに連れて行かれる。空港は空港なので、パスポートの提示と身体チェックなどがある。たしかに、セスナ機といえどもハイジャックして隣国にいけるわけだから当たり前か。
10:45のフライトまで滑走路内で記念撮影。こうゆうところは適当。
飛行機に乗り込む。搭乗者は他2組のカップル。座席は一番後ろ。ちょっと視界が悪いか。
ナスカの地上へクルーズマップを手に、撮影スタンバイ。いざ離陸。ちなみにナスカの地上絵の正式名称は「Nazca Lines」。
The Astronaut(宇宙人)
The Monkey(猿)
The Hummingbird(ハチドリ)
The Condor(コンドル)
Tree and Hands(木と手)
他にも5個くらいあったけど、うまいこと写真が撮れなかったので割愛。
地上絵は小さいものはすごく小さく、飛行機もけっこうなスピードで飛んでいるので、パイロットが「You can see Condor at your left side」とアナウンスしてくれた後に、どこだどこだと場所を特定して、ズームして、ピントあわせて、っていうマニュアル操作はほぼ不可能。
ハチドリとかコンドルは大きいから狙いやすいけど、それでもファインダー越しにジェットコースターよりも激しく揺れる飛行機の中で、対象を狙いつづけると、飛行機酔いがやばくなる。
乗り物酔いとは無縁だったけど、途中から気持ち悪くなって、iPhoneでのノールック撮影に切り替えた。フライト時間は30分くらいだから、乗り物酔いの激しい人は、酔い止めをきちんと飲んで、写真は無理して撮らないことをお勧めする。
写真はうまく撮れなかったけど、地上絵はコンプリート!大満足のフライト!
フライトから戻ってカウンターに戻ると、お姉さんにコレクティーボ(乗合タクシー)に乗って、ナスカ市街へ戻るように言われる。
おー、全部手配されてるやん、とありがたく言った通りにしたけど、コレクティーボを降りたら、誰もおらず完全放置。あせる。帰り方がわからへん。
とりあえずメリッサに電話。公衆電話から、初の電話が、緊急コール。1ソル。
メリッサにつながった。
「I go a problem. there are no people waiting for me. How can I get…..」
聞こえの悪い公衆電話でなんとか状況を伝えたよ。どうするどうする、ってワタワタしてたら、後ろから「アミーゴ、トモダチ」と名前を呼ぶ声が。振り返ると飛行場まで送ってくれたモキーがそこに。
「あ、もう大丈夫」と電話を切って、モキーの車に乗る。100メートルほど離れた別のバスターミナルに行かないといけなかったらしい。土地勘ないからわからんわ!
帰りのバスでは爆睡。寝て起きたら、水と野菜ジュース、飲み物が全部無くなってた。
ん、盗まれた?ま、いっか。
ファカチーナには午後3時に到着。
4時からサンドバギー&サンドボード。
サンドバギーは砂漠の山ボコを縦横無尽に駆け巡る。コースは運転手しか知らないから、横に振られるは、縦揺れひどいわ、めちゃめちゃ楽しい!けど、尾てい骨が欠けたっぽい。(その後1ヶ月間、尾てい骨痛に悩まされることに。。)
砂の上のウィールトラック。あと5分ドライブが長かったらお尻が4つに割れていたと思う。
運転手「今日も、キャーキャー、スクリームさせたったぜ」。
絶景スポットで記念撮影。
サンドボード開始!道具は、グループによって大きな格差が。写真は、スノボ用のがっちり固定できるタイプ。一方うちのグループはというと、板は何の変哲も無い合板を刳り抜いただけのただの板で、足を置くところとボロボロのマジックテープがあるのみ。
しかし、弘法は筆を選ばず。スノボ歴20年の年季を見せる時!
雪にはウェットスノー、パウダースノー、いろいろあるけど、砂は砂、いつだってドライだ。
雪とは全く勝手が違ってて、とにかく滑らない。斜面はかなり急だから、ビビって後ろ足に加重すると全く滑らない。結局重心の置き方がよくわからず、1回目は前のめりになって大転倒。
何回か全ていくうちに、まともに滑れるように。ただし、学んだこと。サンドボードにターンというテクは必要ない。必要なのは、直下降で突っ込む勇気のみ。
サンドボードを終えて、みんなでご飯。
メリッサオススメのビーフ料理。うまうま。
ピスコサワーは例のごとくハッピータイムForeverによって2杯くる。
ピスコサワーは、ペルーにきたら絶対にトライを。ピスコは南米一帯特産の蒸留酒で、ウォッカとかジンに似てる。これは、スプライトと、飲みやすいようにヨーグルト系の何かをたしたフルーティな一杯。
果実の味を生かした、グレープピスコやオレンジピスコなどはストレートかロックで飲むのもお勧め。ただし40度くらいと度数強目なので注意。
おこぼれを狙うストリートドッグ。この街は平和。