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2020.10.24 Sat
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コロンビアでスペイン語学校に通って、Tinderで英語が話せないコロンビア美女とデートした話。

海外バックパッキングの徒然書きシリーズ。
2019年の夏の終わりに、2ヶ月間、中南米をウロウロしてきたときの話。

メキシコのカンクンから南下して、ベリーズ、グアテマラ、ホンジュラス、ニカラグア、コスタリカ、パナマを通り、念願のコロンビアに入国。

コロンビアのカルタヘナという街で、そうだ!スペイン語の語学学校にいこう!ことで、1ヶ月間の猛特訓を受けて、Tinderでスペイン語しか話せない女の子と会ってデートをした話。

コロンビアについて

メキシコのカンクンからスタートして、陸路で中米を1ヶ月ほどかけて南下、それから念願のコロンビアへ入国した。

念願というのは、コロンビアでコーヒーが飲みたかったのと、なぜか理由はわからないが無性にコロンビアに来たかったから!である。

メキシコのカンクンから、パナマまでは陸路でバスを使えば行けたのだが、パナマからコロンビアへ陸路で行こうとすると、護衛部隊を雇ってゲリラの潜伏する山道を抜けないといけない、ということなので大人しく空路にした。

コロンビアは、いまだに内戦が起こっている国である。ちょうど私が入国する1ヶ月前の2019年8月には、左翼ゲリラのコロンビア革命軍(FARC)が和平合意を破棄し、武装闘争へ復帰すると宣言したばかりだった。

そんな危ない国なのだが、場所を気をつければ観光はできるし、女の子は可愛いし、ご飯も南米なのに美味しい、そしてコーヒーも美味しい!ということで、ハワイとかの観光地が嫌いで、むしろマニアックな国が好きな人にはお勧めしたい国である。

念願のスペイン語の語学学校デビュー

中南米は、一部の国を除いてほぼ全てスペイン語である。ブラジルはポルトガル語だが、ポルトガル人の友達曰く、スペイン語はゆっくり話してくれればほぼ理解できるくらいの違いしかないらしい。

私は、スペイン語圏の人の細かいことを気にしない適当さというか、人間味と本能にあふれる感じがとても好きなので、これまで中南米の国をたくさん回ってきた。

英語が話せるのであまり不自由を感じることもなかったのだが、田舎に行けば英語を話してくれなくなるし、スペイン語人格のインストールをするためにもスペイン語を学んでみたかったのだ。

これまで旅に必要なフレーズだけ覚えて生き延びてきたのだが、文法を体系的に学べば、これまで話せなかった人の人生の話を聞くことができるのではないかとも思っていた。

コロンビアのカルタヘナという街で、マンツーマンで指導してくれるスペイン語の語学学校を見つけたので、1週間通ってみることにした。

1週間と言っても1日90分×3コマの詰め詰めなので相当疲れる。

英語が話せない先生もいるので、その先生の場合はスペイン語を話さざるを得ない。

授業風景

昔住んでいたカナダでも、英語の語学学校に通っていた。そこでも、基本的には英語を英語で習うというスタイルだったが、実は英語の基礎力がかなり高い日本人にとっては、始めこそ戸惑うことはあるものの、順応しやすいという一面があった。

しかし、スペイン語になると話は変わってくる。
文法も単語も知らないので、言葉の知らない赤ちゃんが、大人から話かけられるという気分になる。

つまり頑張るしかない!

学校に通って2日ほどで、スペイン語の文法の骨格が理解できた。それは英語と非常に近いというものだった。英語を一度習得しているので、スペイン語を話せるようになるまでに必要な要素が体系的にわかった。

しかし、「あ、これマスターするの大変だわ!」と思ってしまったのが、スペイン語の動詞の活用の多さである。

英語だと例えばDoはの活用は、Do, Does, Did, Done, Doingの活用だけである。そこに主語が誰かを加えることで、効率的に意味を為している。

一方でスペイン語はというと、Doの活用が30個以上ある!笑
いやね、これもう覚えるの無理やで!と悟った。

幸いにも、主語と動詞の原型を言えば、だいたい意味は通じるので、覚えるのは諦めて、動詞の原型を覚えることにした。

映画館でスペイン語字幕、英語音声でJokerを見てみる

生徒達でコロンビアの映画館に行き、スペイン語字幕、英語音声で映画を楽しむというアクティビティがあったので参加してみた。

Jokerは2019にヒットしたマーベルコミックのジョーカーを題材にした映画である。

この映画を、英語音声、スペイン語字幕で楽しむという内容である。

しかし、この映画。英語のスラングがめちゃめちゃ多い💦
ぶっちゃけ何言ってるかわからんレベルでスラングが多い。

それをスペイン語字幕で意味を拾いながら見ていくのだが、まじで疲れた笑

他の生徒は、スウェーデン人、アメリカ人、イギリス人と、英語ネイティブ連中である。スウェーデンなど北欧系の人の英語力は異常に高いので、ネイティブ扱い。

映画鑑賞の後みんなで飲んだのだが、彼らは純粋にスペイン語の勉強になったと言っていた。私は正直に英語のスラングがわからなかったと感想を言った。

Tinderでスペイン美女とデートすることにする

映画館で堪えたが、気を取り直して地元の女の子とデートしてみることにする。

Tinderとは言わずもがな、マッチングアプリである。
ここコロンビアでもポリュラーである。ぶっちゃけ半分は娼婦なのだが、残りの半分はコロンビアの美女である。

スペイン語で簡単な自己紹介を書いて、右スワイプしていくと、1日10人以上はマッチする。半分は娼婦だけど笑

パーティーピーポーな、グラマラスなコロンビア人が多い中で、日本人ぽい可愛い子とマッチしたので、会話してデートの段取りを取り付ける。

ちなみにこのJoha(ジョハ)ちゃん、英語が全く話せない。
スペイン語話せるなら英語なんてぶっちゃけ超簡単だと思うのだが、メッセ上のやりとりは全てスペイン語である。

Google翻訳と他の翻訳アプリを併用して会話を進めていく。
日本語⇄スペイン語の翻訳は、変な文章になることが多いので、英語⇄スペイン語の翻訳アプリを使う。

英語⇄スペイン語 は世界で一番需要があるので、翻訳精度が高いと思うのだが実はそうでもない。Google翻訳だと意味の伝わらない言葉になることもあるらしく、他の翻訳アプリをつかって意味のある文章を組み立てる必要が出てくる。

Tinderでやりとりをしているうちに、とりあえず会ってみよう♪ということで、カルタヘナの街で会うことにした。
どうやってコミュニケーションするか?の謎はあったけど、会えばどうにかなるでしょ♪ということで勢いで会ってみた。

写真とは若干違ったけど、それでも可愛い!
ちなみに身長は150センチ前半と小柄である。

最初はちょっと気まずい空気もあったけど、翻訳アプリを駆使して、なんとか会話になった!

授業で習ったことや、スペイン人の友達から教わったフレーズを使って頑張って会話する。

Que linda sonrisa!(What a cute smile!)
Que hermosa! (What a beautiful!)
Cásate Conmigo?! (Could you marry me?)

↑とりあえず、スペイン語圏の女子に受ける鉄板フレーズ。
スペイン語と日本語の発音は近いのと、日本人の発音するスペイン語はなんだからとても可愛らしいらしい。

逆にスペイン語圏の女子が発音する日本語も、聞き取りやすいし、可愛い✨

辞書は男と女が作ったのだと確信する

カルタヘナの街には10日ほど滞在していたので、その間毎日のようにスペイン語でメッセージをやり取りし続けた。

最初は翻訳アプリをつかってのやり取りだったが、基本的な言葉を学んでいくと、次第に翻訳アプリにかけなくてもなんとなく意味がわかってくるようになった。

目的は、美人コロンビアーナと会話するである。
モチベーションが続くのがビックリである。特にやることのない時は、常にスペイン語を勉強し続けたし、街を歩いて暇そうな地元の人や、ベネズエアラからの難民の人たちとスペイン語で会話することにトライしてみる。

勉強が目的の勉強は苦痛でしかないけど、可愛い女子と話すのが目的の勉強はめちゃめちゃ楽しかった。

「niño y niña hacen un diccionario.(辞書は、男と女が作ったと思うんだよね!)」って話したら、

「Que linda♪(詩的だね♪)」って褒めてくれた。

あっという間に過ぎた、カルタヘナでの10日間だった。

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