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2020.09.04 Fri
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世界のミステリー体験:ルーマニアの地図にない教会に呼ばれた

こんにちは、Shinです。

世界のミステリー体験:初めて来たけど懐かしいコロンビアのメデジンという街に続いて、世界のミステリー体験。

2017年の冬休みに、ルーマニア〜ギリシャをプラプラしたときの話である。

当時働いていた会社の部署は、外国人ばかりだったということもあり、夏冬に気兼ねなく2〜3週間のお休みをもらうことができた。

だが、いつも1ヶ月前くらいにならないと行く国が決まらない。
その年も、11月に入ってもどこに行こうか迷っていた。

選択肢は2つあった。

キューバかルーマニアだ。

キューバは、知り合いのバックパッカーからオススメされて、アメ車を見に行きたいと思っていた。

ルーマニアは、特に理由はないが、なぜか自分の口からよく出てきた。

サイキッカーの友達Saekoさんにたまたま会う機会があって、
「どっちに行こうか迷ってるんだよねぇ」
と相談してみたら、
「チャネリングの仕方教えてあげよか?」
と、チャネリングの練習が始まった。

チャネリングとは、目には見えない何かにチャネルして、その時に必要な選択肢、メッセージを受け取るという方法である。

詳しいチャネリングのやり方は話さないが、やってみて、なんとなくルーマニアなんだろうなというのがわかった。

でも、なんとなくの域を出なかったので、Saekoさんにチャネリングしてもらう。

めっちゃメッセージがガンガン送ってるけど、気づかないの?

こんだけわかりやすくメッセージしてるのに、ルーマニアに来ないとかF○CKだよね!!😤🖕💢

今年中に来い!!

Romania

ルーマニアって人格あったの?
そこまでディスられますか笑

心当たりあったわ。

それはNetflixで、昔大好きだった聖闘士星矢というアニメが復活してて、毎日見ていたのだった。

聖闘士星矢の舞台はギリシャのアテネ。ルーマニアと近いので、ルーマニアに行くなら、ここもセットで遊びに行こうと思っていたのだった。

とSaekoさんに話したら、

「他にもあるっぽいけど、それやで!」

と言われた。

そんな、ルーマニアがNetflix使って自分を呼んでいる?

にわかには信じられなかったのだが、ルーマニアに心を決めた。
さっそく地球の歩き方を買って家に帰る。

家に帰ってNetflixをONにしたら、聖闘士星矢が消えていた。

SaekoさんにLINEしたら、
「お知らせのためやもん、そら消えるわ。」

😲😲😲😲😲😲😲😲

続き見せてくれねーのかよ!笑

ルーマニアを安心させてしまったが故に、メッセーンジャー代わりの聖闘士星矢はNetflixから消えてしまったけど、心はルーマニア行きに完全に決まったよ。

ルーマニアがわざわざ招待をしてくれていたおかげで、航空機チケットはルーマニアIN – ギリシャOUTで往復7万円の激安!

出発3週間前でこの価格は奇跡やろ笑

あざす✨✨✨

落書きだらけのルーマニア電車の車窓から

ルーマニアのブカレストに入ってからは、よくわからないけど、足が勝手に動く感じ。地元の人に連れていかれる。そんな体験が続いた。

気づくと、ここどこだよって教会とか変な場所に連れて行かれてた。

その中で不思議な体験だったのが、トランシルバニア地方の要塞教会巡りをしているときのことだった。

タクシーの運ちゃんに連れて行ってもらった、シビウとセベスのちょうど間らへんの、絶対に日本人きたことないやろっていうカルニックという超ど田舎の街にある要塞教会。

ちなみに、このタクシーの運ちゃん、英語が全く通じないのだ。
だから、身振り手振りで、

ここのきょうかいにいきたいのだ!と必死に伝えると、
わかった!と笑顔で返してくれる。

言葉通じなくてもなんとかなるもんよね。

今調べたら日にちは、2017/12/27だった。

目的地のCalnic Citadelは、年末のせいなのか扉が閉まっていた。
まじか。

張り紙がしてある。
要塞教会に入りたい人、ここに電話しろってこと?

ルーマニアに限らず、海外全般にいえることなのだが、年末はいろいろ閉まっていることが多いのだ。レストランとか。

ルーマニアで通じる電話を持っていないので諦めかけたが、タクシーの運ちゃんが任せろ(たぶん)と笑顔。

タクシーを走らせながら、街の人に話を聞きまくってくれる運ちゃん。

どうやら、特定の家の人が鍵を管理しているらしい(たぶん)ということが判明し、その人の家に行ってベルを鳴らす。

不在。

タクシーの運ちゃん、また道ゆく人に話を聞いてくれる。

こんなことが続くことが2〜3回。

ここだ!!と、運ちゃんがタクシーを降りるように急かしてくる。

タクシーを降りる。

どこだよ?ここ。

鍵を管理人からもらうだけでいいのに、なんでタクシー降ろされるの?

わけがわからないまま、運ちゃんを見つめると行ってこい(たぶん)と言っている。

なぜか、街の人たちが門のところで待っていて、こっちにおいでと手招きをする。

不思議。

本当にこの世か?という感覚が襲う。

自分の少し先を歩いて案内をしてくれる猫のように、手招きをしている街の人に着いていくとお墓に囲まれた教会の中に案内される。

中では年末のミサが開催されていた。
黙って参加する。

わけがわからず混乱してたけど、心地いい場所だった、気がする。
テンパってたので感情がうる覚え。

ミサが終わると教会を出るように言われる。

タクシーに戻ると、管理人のとこへ行くぜ!(たぶん)と言っている。

ん?ここに管理人いたんちゃうの?
管理人に会うためにここにきたんちゃうんの?

謎だらけ。

よくわからないまま再びタクシーに乗り、一番最初の不在だった管理人の家に再び行くと、管理人がいるではないか!

要塞教会の鍵開けて!とタクシーの運ちゃん。

無事に入れた要塞教会♪

この話にはオチがある。

写真の要塞教会にくる前に連れていかれた、タクシーの運ちゃんに連れていかれ、街の人に手招きされて入ったどこか知らない教会のことだ。

私のiPhoneには、Maps.meというアプリが入ってる。
エアプレーンモードでもGPSが動いて、自分が今どこにいるのかがわかる地図アプリだ。

旅プランを決めたり、タクシーに乗った時の自己防衛のためにも、わりとその地図アプリとにらめっこをして、現在位置を確認することが多いのだ。

で、さっき連れてかれた教会は一体なんだったんだ?と思って調べたら、
地図に載っていなかった。

んな、アホな。

千と千尋の神隠しかよ。

単純に、その地図がカバーしていないだけなのかもしれないけど。
この地図アプリは、舗装されていない道も表示してくれるほど優秀なのだけど。

連れていかれた経緯といい、場所の空気感といい、不思議な体験だった。

ルーマニアは、不思議な体験がいっぱいだったのと、引き寄せの実験がうまくいった場所だった。

続編に続く。

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