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2024.01.22 Mon
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イタリア異世界ハネムーンDay12|なんか懐かしいシチリア半島の古都パレルモを散歩

こんにちは。

クレジットカードの請求が直近3ヶ月で200万円になっててビックリしているShinです。
年末年始は井上尚弥の試合やスペイン旅行でものすごいお金を使っていた。

でもいろんな楽しい経験ができたからよし♪
気兼ねなく経験したいことを経験できるのはありがたい。

”ない”じゃなくて”ある”に意識を向ける練習。

さて、前回の記事に引き続き、イタリアのハネムーンのお話。

バーリから夜行バスに乗って600kmの大移動。
深夜4時にシチリア半島に渡るためのフェリーに乗ったところから話を再開する。

今回は写真多めの50枚。

早朝4時から絶景

イタリア本島とシチリア半島は3kmくらい隔てられているので、どうやって渡るのだろうか?と思ったら、バスごとフェリーに乗るというスタイルだった。

フェリーに乗っている間は外に出られるっぽかったので、外に出てみる。
外に出る他の乗客もちらほら。私の妻は隣で爆睡していたのでそっとしておいた。

甲板にでてみるとすごい絶景。
朝の4時から釣りをしている人がサマになってる。

フェリーが3kmの海を渡り切ると、そこはシチリア半島のMessina(メッシーナ)。
すぐにバスを降ろされ、電車に乗り換え。

メッシーナから目的地のPalermo(パレルモ)までは100km、電車で3時間である。
1人15ユーロと安い。

交通手段は全て自分で現地手配しているので、バス降りてから駅までどのくらい距離があって、どうやって移動するかとか、即興で下調べするのでたまにちゃんと乗り換えできるかハラハラだけど、今回の乗り換えはとってもスムーズだった。

シチリア半島の列車はデザインが特徴的でかっこいい。

シチリア半島の列車

爆睡してたら午前8時にパレルモ到着!
長旅だったぁ。40歳の体には海外旅行の夜行バス泊はなかなかしんどいw

でも移動中はとっても美しい景色にあふれてて楽しかった。

パレルモ駅から眺める朝日も美しかった。

パレルモ駅から眺める朝日

とりあえず宿に荷物をドロップするために、旧市街にいくことに。
トラムのデザインもかっこいい。マップがグラフィティで読みにくくなっているあたり、この街のヤンチャさを感じた。

お腹が減ったので朝ごはん
ちょっとよく覚えていないのだけど、相変わらずカプチーノは美味しかった。

朝ごはんを食べて、宿に向かう。
途中見かけたオレンジの木。シチリアっぽい!

パレルモの街並みはめちゃめちゃ美しい。
ちゃんと歴史の匂いを感じるし、保存状態も良い。

なんかニューオリンズとかキューバのハバナっぽい、フレンチ・コロニーな雰囲気を随所に感じる。

バロック建築が四隅に集まった交差点「クアットロ・カンティ」。スペイン支配時代の17世紀初頭に完成した装飾らしい。

クアットロ・カンティ

お宿は、Booking.comで雰囲気が良さそうだったユーロスター・ホテルにした。
有名そうなホテルはいつも敬遠するのだけど、なんでも18世紀の宮殿を改装したホテルらしく、お部屋の雰囲気もよさそうだった。

120ユーロとそこそこお手頃。シチリアは物価が安いらしい。

18世紀の建物は迷路みたいである。
中庭からやさしく光が差し込む。

お部屋はこんな感じ。
バルコニー付きの眺めが最高の部屋にしてくれた!

ホテルのバルコニーから。
ここらへん一体が世界遺産に登録されていて、バルコニーからの眺めはまるで中世の景色だった。

パレルモ散策

ホテルに荷物を置いてパレルモ散策に行くことに。
街のエネルギーが心地よいので楽しみである!

Cattedrale di Palermo

まずは宿から近いカテドラル(大聖堂)に行ってみることに。

パレルモのカテドラル

カテドラル前の広場では、スカーフを被った修道女の人たちが談笑している。

カテドラルは、朝早いからから人はまばらである。地元っぽい人たちもやってくる。

カテドラルは、結構な古い歴史があるらしく、入り組んだ構造をしていた。
地下には、かつての聖人たちのお墓がずらりと並ぶ。ヨーロッパではアルアルな光景ではあるが、人が誰もいないなかで妻と2人で歩くのはやや勇気が必要だった。

私たち夫婦のこの旅は「塔に登る」が一つテーマになっている。

数ユーロ追加で、カテドラルの塔ツアーがついていたので、もちろん申し込んだ。
指定の時間に入り口付近に集まって階段を登ってゆく。

めちゃめちゃ絶景だった!

塔に登ると街の様子がよくわかる。
左手の方に、なんだか面白そうな屋根の教会が見えたので、「あの塔にも登りに行こうぜ!」と遊びに行くことに。子供みたいなノリであるw

カテドラルの屋上から見えた塔

Chiesa del santissimo salvatore

カテドラルから見えた塔にいってみたら、そこは立派な教会堂だった。
優しいエネルギーに満ちてる。煌びやかだけど、柔らかいエネルギー。

お待ちかねの塔探検。
階段を登る。

下から見上げたドーム型の天井の裏側に来れた!
こんな造りになっていたのか!すごい歴史を感じる。

海も見張らせる。
柔らかで心地の良い風が吹く。本当に風が気持ちよかった。

街をぷらぷら

どこを撮っても絵になる美しさ。

年季の入ったボロボロの壁と、フレンチコロニースタイルのバルコニーの間から見える大聖堂の屋根。

Cappella Palatina

12世紀に完成した、パレルモで最も美しいとされる宮殿らしい。イスラム教特有の幾何学なモスクのような建物の中に、イエスキリストが描かれるという珍しいMix。これまで50カ国以上回っていろんな教会を見てきたけど、こんな感じで融合しているのは初めてかもしれない。

幾何学模様の床。うっとりするほど美しい。

イスラム調の天井に描かれたキリスト教の聖人たちとイエス・キリスト。
元にしている聖書は似たようなものだし、大天使などは登場するから、案外描かれるモチーフは実は両宗教にとって親しみのあるものなのかも。

宮殿のショップで売っていた幸せの松ぼっくり「Pigna」。
パレルモでよく見かける。

Mercato

パレルモはローカル市場が名物ということで、遊びに行くことに。
時間は午後1時。朝4時から活動しているから日が長い。

パレルモには露天市場が3つあるらしい。
どこの市場を歩いたかは定かではないけど、足が向かうまま歩く。

搾りたてのフルーツジュースが美味しかった。海も近いので海産物が売っていたり、BBQスタイルで提供してくれるお店もある。

おこぼれを狙う可愛い猫。野良っぽいけど、そこそこ栄養状態は良さそうだ。

リコッタチーズが挟まったカンノーロというお菓子が絶品だった。パレルモに来る機会があればぜひ食べてみてほしい。

可愛い市場のトラック。時代を感じる3輪自動車である。

Chiesa di santa caterina

クアットロ・カンティ近くにある教会。ふらっと入ってみたけど、なんかすご。圧倒される。
古い教会をちゃんと修復している跡が見られる。全く新しいものに新調するんじゃなくて、きちんと融合させているあたりが素晴らしい。

新旧の融合が見られる壁のレリーフ

ふと柔らかな光が差した瞬間。はっと懐かしいというか、心洗われる瞬間。
パレルモに来てからそういう瞬間がけっこうあるのは、もしかして過去生でここに住んでいたのだろうか。

気の赴くままに歩き回って大満足!
時間は午後2時。眠くなったので宿に帰って休憩することに。

晩御飯

イタリアは観光客お断りのお店が多く、晩御飯難民だったのだけど、パレルモはけっこうアットホームな感じで、予約なしでも入れてくれる。

海が近いだけあって海鮮づくし。

でも、調子に乗って牡蠣とか食べまくってたら、2日後に死にました。
この時はまだ知らない。

まとめ

大満喫のパレルモ!
とってもウェルカムされてる感じだったし、なんか懐かしくて幸せだった。不思議な感覚。

次の記事は、パレルモ2日目。

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