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2024.05.19 Sun
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熊本の旅(後編)|隠れキリシタンの里と神隠しの山

こんにちは。

今日は、熊本阿蘇の旅の後編のお話。前編はこちら

阿蘇の大自然に癒された後は、隠れキリシタンの里がある天草へ。

20年前に観劇した劇団☆新感線のSHIROHという舞台が、天草四郎一揆をテーマにしていて、なんかずっと記憶に残っていた。

天草に行くことも、すんなりいつの間にか決まった。

SHIROHのポスター

ちなみに、SHIROの中では、天草一揆は徳川家康によって鎮圧されるのだが、一揆を鎮圧する側の徳川家康が、人情厚い人物として描かれていたのも印象的だった。

後半のルートはこんな感じ。
熊本空港で一旦Timezを返却して、リムジンバスで市内まで行って、別のTimezに乗り換え。

ドライブが楽しい車!と引き寄せしてみたら、Mazdaのスポーツカーだった!やったね!

家康さん呼んだ? 天草なのに伊賀屋旅館

天草の西端にある下田温泉に泊まろう!ってなって、予約した旅館が伊賀屋旅館というところ。

天草まで3時間ドライブしてついてみたら、めっちゃ江戸っぽかったw

私のハイアーセルフは、やっさん(徳川家康)と仲良しらしく、「もしや、やっさん呼んだ?」と思ってしまった。劇団☆新感線のSHIROの中でも、やっさん印象的だったしね。

晩御飯は、地元の地鶏「天草大王」をメインしたコース。

この天草大王は、普通の鶏よりも一回り大きい90センチくらいの大きさの鶏なのだそう。

「博多水炊きのために乱獲されて、一度は絶滅してしまったが、熊本人が頑張って復活させた地鶏です!」と、福岡人への恨み節も感じられる説明書きに、ククッと笑ってしまった。

朝ごはんもすっごくヘルシーで丁寧に作られてめたんこおいしかった。
相変わらず、可愛くてイカしているイラスト。

隠れキリシタンの教会

4日目は、朝から天草の教会巡りをすることに。

いつも旅に来るとピーカンの晴れなのだけど、なぜかこの旅は雨が多かった。
なんかあるのだろうなと思って、晴れにはせずに、雨のまま楽しむことにした。

ザーザー振りの中の大江教会。

大江教会

内装は可愛らしいイエロー。暖かくてやさしい。
雨が滝のように降っていたので、しばし雨宿りをさせてもらう。

続いては、﨑津集落。

この地域は古くから存在する村で、熊本市内からも車で3時間とめちゃめちゃ遠く、陸の孤島である。

キリスト教が禁止された16世紀に布教の重要拠点だった場所らしい。

天草の﨑津集落と天主堂

ふらりと入った南風屋(はいや)という茶屋で一服。

ここで出してもらった月桃茶が、体にすっと染み込んで、クリアリングされている感じだった。杉ようかんという名物お菓子もいただき、いちじくジャムも買った。とってもおいしかった。

崎津名物の杉ようかん

神隠しされた気分になった倉岳

崎津集落を後にして、4泊目の宿の方へ向かいつつ、気になっていた倉岳という絶景ポイントに立ち寄ることに。

標高1000メートルくらいの山で、山の上の神社からは天草の海を一望できるらしいのだが、道は一本道で対向車が来たら終わるくらいの細く険しい山道である。おまけに山は雲に覆われているため午後なのに、白く暗いという不思議な光景の中を車で進んでいく。

雲の中の険しい1っ本道
頂上付近からは石畳の階段

さらに不気味だったのが、自分達の他には誰もいないことである。GWなのに。

階段を上がっていくと頂上の倉岳神社に到達!
ここはどこの世界かな?!

眼下に見えるはずの海は、真っ白で100メートル先も見えないくらいの不思議な世界が広がっていた。

帰り道は雲が一層濃くなり、20メートル先が見えない。
しかし、妻はお構いなしにずんずん歩く。

雲の中をずんずん歩く妻

無事に帰ってこれた!
なかなか神秘的な光景だった。

ちなみに、この日の宿は上天草の「L’isola THE BIRD」というお宿。

2024年4月オープンの新しい施設である。部屋は一棟貸しで、全室からは海が見える。この日は曇り空だったけど、晴れていれば海の向こうには雲仙岳がよく見えるらしい。

パターゴルフや焚き火、BBQスペースもあって、なかなかよく考えられていて、居心地の良いお宿だった。

誰も知らない洋上の不知火

最終日は夕方の飛行機に乗るため熊本市内へと向かう。

途中、気になっていた不知火という街に立ち寄ることに。上天草の南側にある街である。

ここは、年に一度、海の上に謎の光が出現するという地域。
でも、誰も何の光かわからないから、誰も知らぬ火ということで、不知火という名前が付けられたそう。

洋上の不知火 – 熊本県のHPから

海の上に鳥居が立つという永尾剱神社にも立ち寄る。

永尾剱神社の鳥居

少し小高い丘の上にある永尾剱神社の境内には、なんと土俵があった。珍しい!
奉納の相撲でもやるのかな?

永尾剱神社の土俵

最後は、私たち夫婦の巡礼の地である「道の駅」でお土産を物色。
Saekoさん用のおみやげを爆買いした。

ここ不知火の街はデコポン発祥の地ということで、そこらじゅんにデコポンが売っている。さらにいろんな種類があるので、いくつか買って持って帰ることにした。

道の駅は本当に楽しい♪

あとがき

妻が妊娠してから久しぶりの旅だったので、2人とも大はしゃぎで満喫できた!

熊本のイメージは、大自然、水、クリアリングって感じ。
そこに過ごしているだけで、悪いものが抜けていく感じがした。

特に白川水源の湧き水は、人生で一番美味しいお水だったので、水を飲むためにまた遊びに行きたいくらいである。子供が産まれたら絶対に行く!

熊本にまだ行ったことのないひとはめちゃめちゃおすすめなので是非!

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