マチュピチュ前の腹ごしらえ。クスコと周辺のインカ遺跡ツアー。

早起きをして朝の散歩をしつつインカ遺跡ツアーの待ち合わせ場所である旅行代理店の前に向かう。
早朝に出くわしたデモ行進。
朝のクスコの街並み。ほとんど人通りがない。
早朝のアルマス広場。
ぷらぷらして、時間キッチリ8:45分にエージェンシー前に集合。
誰もおらんやん。
少しすると、担当らしきお姉さんがきて「バモス!バモス!(Let’s go! Let’s go!)」と連呼。隣の広場に連れて行かれて、ここで少し待てと15分くらい待たされる。
南米タイムやな〜とタバコをふかしていると、近くにベンツのバンがきてこれに乗れと。
たぶん旅行代理店って提携先が幾つかあって、バンとかツアーを共有してるんだろうな。
いろんな人がバスに乗り込んでくる。
10カ国以上、約30人の大きなツアー。
スペイン語率が、95%
日本人、いや参加しているアジア人は自分のみ。
自己紹介がてら、国の歌を歌って行くことに。まじかよ!
順番後の方だったので悩んだ挙句、AKBのヘビーローテーションのサビを歌ってやったった。英語パートのみ。反応ビミョ過ぎやで!
島唄的なのにしとけば良かったかな。歌った後10分くらいグルグル後悔。
目次
ペルー織物の工場
そうしてるうちに、ペルー織物の工房に到着。ここめっちゃおもろい。織物の前で作業するおばさん。
インカの織物ってすごいカラフルだけど、全部自然染料なんやって。
たとえば、おばさんの着てる真っ赤な色は、サボテンに付いている虫コチニールから取れる色。
虫から真っ赤な染料が取れるという不思議。サフランから黄色がとれたり、紫色のトウモロコシから紫色がとれたり。
他にも不思議な材料とそこからとれる染料が並んでる。
湯気をあげる煮立て壺。染料なので水と一緒に糸を煮立てて色をつける。驚きなのが、化学顔料じゃなくて、自然染料なのに、こうもここまで鮮やかな発色になるのかということ。そして、その極彩色をかけあわせてペルーというトーン&マナーをつくりあげてしまう。
実は色彩検定1級をもってて、もともと色とか服とかにとても興味があったので、実地見聞、しかも海外で、こんな体験ができるとは貴重だった。
カラフルなトウモロコシ。
待合スペースでお茶飲んで休憩。英語話す人がいないのでひとりぼっち。
Salinas de Maras
染料工場見学の次は、山肌に作られた塩田「Salinas de Maras」に到着。マラスの塩田という意味。
絶景、絶景。素晴らしい!
断崖絶壁の山肌に、塩田がずうーーんと広がってる。写真であまり伝わらないけど、1キロ以上の長さがあると思う。てか、なんでここに塩田つくったんやろ??
遠目からの一枚。標高は3000メートル以上あるらしい。
塩田って普通海にあるもんだと思うけど、この塩田は海とは無縁の場所。昔、昔、アンデス山脈が隆起する前は、ここらへんは海だったらしいので、塩分が残っているのだろうか。
塩田は4000枚ほどあるらしく、20ほどの家族が今でも、ここで塩を精製し袋に詰めて街へ売りに行くのだという。日本にも輸出されているらしい。
塩田のお土産やさんにて。当然のことながら、塩製の置物。
動物の置物。1個100円とかそんくらい。
MORAY
塩田を満喫して2つ目の遺跡「MORAY」に到着。
点在している遺跡群は10キロとかそんな距離なので、だいたい30分くらいで到着する。
遺跡は蚊取り線香みたいな遺跡。
昔は「畑」だったらしいけど、すごいな。なぜこの形よ?
参加者みんなでインカの祈りをする。南米は、土とか、水とか、火とか、自然にたいする信仰がとても深い。シャーマニズムにも通じてるのかな。
お酒を飲むときにも、1滴、2滴お酒を土に垂らして、大地への感謝の意を表すひとも未だにいるのだとか。
お腹いっぱいです。
ありがとうございました!
バスに揺られて午後3時にクスコに到着、宿に戻る。
部屋に戻る宿の廊下。居心地のいいところで、クスコ滞在中はずっとここに泊まってた。
クスコ散策
少し休んで、クスコ散策へ出かける。
宿からすぐ近い、サンペドロ市場(Mercado Central de San Pedro)。
肉、野菜、雑貨、お酒、おみやげ、なんでも揃う。地元の人が多く、とても活気がある。スリには気をつけること。オーストラリア人の知り合いからの又聞きの又聞きの話で、旅行保険にはいって、ここでわざとズボンの後ろポケットに入れて盗まさせて、盗難証明をゲットして、機種代以上の保険金をもらうという保険金詐欺に成功した人がいるらしい。
でも事実、後ろポケットに財布やスマホ入れてたら、確実にもってかれるので、絶対前ポケットや上着のポケットに入れるならその上から手を重ねるというふうに、意識厳重にすることが大切。
山積みの野菜。穀物が多い。カラフル。
さて、明日はマチュピチュ村へ移動、明後日はマチュピチュ登山なので、マチュピチュのチケットを取っておこう、ということで、クスコのペルー観光庁へ向かうことにする。
ちなみに、チケットは、
- 1.旅行代理店に頼む
- 2.オンラインで買う
- 3.クスコかマチュピチュ村(アグアスカリエンテ)のペルー文化庁で買う
という3の方法がある。
アルマス広場周辺の旅行代理店に頼むのが楽でいいかも。手数料がかかるかもしれないけど。
オンラインはこちらペルー政府のHPから。ただし、今のご時世なのに、Adobe Flashでできてるという。さらにエラーだらけで、VISAカードしか使えない、ほんまつかえねー!
ってことで、時間もあったので文化庁のオフィスまで行ってみた。
前日、旅行代理店の人に頼みまくったけど、ワイナピチュのチケットは結局取れなかった。ワイナピチュはいつの時期でも3週間前からは予約しないと確実じゃない。さすがに前々日とか無謀過ぎたか。
代わりにマチュピチュ山は登りたい。あんまり人気ないからいつでも取れると聞いたけど、何が何でもゲットしたい!
クスコのペルー文化庁へ急ぐ、場所がわかりにくい!
行き方はこちらにまとめてます。
マチュピチュ山のチケットも無事に取れた。合わせて150ソレス(6000円)。
クスコの教会巡り
お城と教会が合体してる「Iglesia de santo Domingo」。
英語のガイドの人が入り口で声をかけてくる。ガイド1回5ドル。自由に回りたかったので、たのまなかった。
アルマス広場の隣のCathedral of Santo Domingo。と、その前のカップル。
アルマス広場の隣のCathedral of Santo Domingoの中。それはそれは豪華な造り。ペルーは木造の建築物が多いけど、ここは石造り。
丘の上の教会Iglesia de San Cristobalからの夕景。
この夕景を撮るためにわざわざGX-1と三脚を持ち歩いていたんだ。すこし肌寒かったけど、日没が空にカシスオレンジのグラデーションを作りはじめるまで待って、絞りやシャッタースピードを調整してパシャ。シャッタースピード1秒くらいだから、やっぱり三脚があってこその撮れる写真。
帰り道の坂。
盛りだくさん!お腹いっぱいです。
キリスト教の力って改めてすごいなって思った。フランス語圏も、スペイン語圏も、英語圏にも波及してる。
飛び入りでアルマス広場近くのイタリアンにはいる。THE観光地レストラン。店構えはうまそうだったんだけど、マズかった。サラダにボロネーゼ。自分で作った方が上手いし。
30ソレス(1200円)。たか!
お口直しに、アルマス広場隣のカフェでインカスイーツ。
満足満足。
明日は早起きだから、早めに休む。