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2020.09.24 Thu
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時間は存在しない。量子重力理論を学べば引き寄せができるようになるかも

引き寄せとは、スピリチュアルの一種だと考えている人も多いと思う。

私も元々はそう思っていた。

しかし量子重力理論を学べば学ぶほど、引き寄せって実はロジカルなんじゃない?と思うようになってきた。

引き寄せに興味のある人も、懐疑的な人も、もっと引き寄せができるようになるために、カチカチの頭が柔らかくなる話をしてみることにする。

引き寄せがうまくいかない理由のトップ3に、常識で頭がカチカチになっているがランクインするので、頭のストレッチという意味でも、われわれがみている世界を別の観点から紐解いていこうと思う。

くっそ難しいので、頭から湯気が出る人もいるかもしれないが、最後まで読み切れば、時間についての常識が壊れることだろう。

世界の最小単位は素粒子

物理学を語る上での大前提になるので長くなるが話しておく。

2300年前にギリシャの哲学者、デモクリトスという人がいた。
この人は、この世にある物質は何からできているのか?ということを疑問に思った。

彼は、万物はこれ以上分解できない最小単位の運動の結合によって成立していると考えて、その最小のものを「アトム」と名付けた。

なぜ、最小単位というものが世界に存在するといえるのか?
察しのいい人はそう思うかもしれない。

これは実は哲学的思考によって証明できる。

ひとつ、物を分割した結果、寸法・サイズが残っている限り、無限に分割したとはいえない。

ふたつ、逆に分割し終わっていたとして、質量がないゼロの分割された点をあつめても、物質を再構成することはできない。

つまり、物質とか空間の最小単位は有限であるということは間違いない。彼はそう推論したし、後世でそれが正しいと証明された。

1969年にアメリカで発見された「クオーク」や「電子」などと呼ばれる最小の単位である素粒子は、現代科学の核となっている。

東京大学 素粒子物理学国際研究センター

これまで、クォークや電子など17個の素粒子が発見されていると言われているが、個人的にはなんでこれが世界最小の”素”粒子だと証明できるのか?と疑問には思う。

私が小さい頃は、原子や分子がもっとも小さい物質だと教えられた気がするが、結局それは間違っていた。クォークや電子ももしかしたら、もっと分解できるのかもしれない。

素粒子って粒子なの?波なの?

まず前提として、私たちの生きている世界(物理学ではマクロの世界という)では、粒子と波は全くの別物である。

マクロというのはざっくりいうと、目に見える現象である。

マクロの反対はミクロで、素粒子といった目には見えない世界の話である。

私たちが生きているマクロの世界では物質や事象は決定論的、つまり科学や論理で語れる風であるが、ミクロの世界の話になると予想外のことが起きまくる。

その一つが、粒子と波の性質、両方を兼ね備える量子が存在してしまうという矛盾である。

まず、マクロ世界における波と粒子のふるまいについて話していこう。

例えば、南米のチリ沖で起きた地震が、日本へ津波となってやってくることがある。

日本にやってくる津波の水は、チリ沖にあった水ではない。
チリ沖の水が隣の水に振動を伝え、それが繰り返されて、最終的に日本に津波が到達する。

波とは物質そのものは移動せずに、振動が伝わるという現象である。

電波や音波なども、波とついているように、波の性質を持つ物質の一種である。
古典力学では光も波の一種だと考えられてきた。

粒子

最もポピュラーなのが電子。電気の正体である。

コンセントにテレビをつなぐと、ケーブルの中を電気が通りテレビに電力が供給される。

この時、粒子の一種である電子は、そのものが移動している。
コンセントにあった電子は、テレビまで移動するのだ。

は物質そのものが移動しないのに対して、粒子は物質そのものが移動する。

マクロの世界では波と粒子は全くの別物なのであるが、ミクロの世界だと波であり粒子であるという矛盾が観測されることになる。古典力学では波だと考えられてきた光もまたその不思議な物質の一つである。

この粒子と波の二つの性質をもつ物質を「量子」と呼ぶことにした。

この量子の存在は、マクロの世界を解き明かしてきた古典力学がぶち当たった壁のようなものである。

相対性理論と量子力学

古典力学に限界が見え始めた20世紀のはじめ。
その時代に生まれたのが、物理学の双頭をなす、相対性理論と量子力学である。

この二つは、粒子をはじめ、時間や空間を語る上で重要な要素であり、20世紀のテクノロジーの発展にも繋がった偉大な理論である。

相対性理論

アインシュタインは、25歳のときに相対性理論を組み上げた。

はじめに特殊相対性理論を、つづいて一般相対性理論を発表した。

すごく乱暴にいうと、時間と空間を絶対的なものとしたニュートン力学といった古典力学の中で語られる電磁気学との整合性をとるために編み出されたのが特殊相対性理論で、重力のある時空間や加速する観測系のために特殊相対性理論を拡張したのが一般相対性理論である。

個人的にはアインシュタインは未来人の生まれ変わりだと思っているので、彼の中には超先進的なオリジナルの理論があったと思うが、古典力学との整合性を取らざるを得なかったので特殊相対性理論を組み上げて、それでもやっぱぶっ飛びたいと思って一般相対性理論を組み上げたのだと思っている。

古典力学の電磁気学の中では、光は波であるとされていた。
しかし、さまざまな実験の中で光は粒子だぞ?と矛盾が発見されることになる。

アインシュタインもまた光=波には懐疑的であった。

そこで彼は、光は空間の中に連続的に分布しているのではなく、空間の中に点在する有限な数の粒子によって構成されていると考えた。これが光量子仮説である。

相対性理論の中で彼は、光は真空の中でどの慣性系でも同じ速度で進むという光速度不変原理や、物質はサイズを持った粒でできていることを証明した。

量子力学

日本ではオカルト扱いされがちな気もするが、実は世界では相対性理論と並ぶ一大物理学の分野、量子力学。

ドイツ出身の物理学者マックス・プランクが提唱した量子仮説が、世界初の量子論である。ちなみにこの量子論で1918年にノーベル賞をとっている。

物理学の量子化を唱えた人。

量子化とは、物理現象が連続量としてではなくて、離散的にバラバラの粒の集合であると解釈する。

人を含めたマクロの物質は、細かいつぶつぶが確率的に平均的に収束しているだけと唱えた。

イメージ的にはこんな感じかな?

人が人に見えるのは、量子が確率的、平均的に収束しているだけ

実際、私自身の目には、人は輪郭を持って人として見えるし、触れることもできるが、量子論のミクロの世界においては、目に見えない物質の最小単位である素粒子が集まっているだけなのである。

目に見えないミクロの世界を解き明かすのが量子論なので、マクロの世界に生きている私たちには理解しにくい部分もある。

しかし私は海外のパワースポットや心霊スポットなどで、目に見えないエネルギーや存在を感じることもあるので、ある意味量子論はその感覚を肯定してくれる気もする。

量子論的に言えば、心霊という存在は確率的・平均的に収束していないが、存在している粒子で、霊能力者はその粒子を感知することができる。ということになる。

生活に欠かせない量子力学

量子力学ってオカルトなん?と思う人もいるかもしれないが、量子力学は実は私たちの生活に根付いている。

現在私たちが利用しているテクノロジーは量子力学によって発達してきた。

DVD、レーザー、デジカメ、スマホなども量子力学なしでは生まれなかった。

イギリスのある科学ライターの著書によると、「2014年時点で先進国のGDPの35%は量子力学にもとづく技術を利用して生みだされている」とか。

もはや量子力学なしには、現代人の生活は成り立たないといっていい。

リニア新幹線に使われる超伝導モーター量子コンピュータなど、現在も量子力学にもとづいてさまざまな先端技術が生まれている。

Googleも量子コンピュータを実用化させているし、アメリカ軍も戦闘機のバグ解析に量子コンピュータをテスト運用しているという話もある。

Googleの量子コンピュータ

量子力学には、今だに懐疑的な科学者がいることも確かだ。

ノーベル物理学賞を受賞したアメリカの科学者、リチャード・ファインマンですら、「誰も量子力学は理解できない」といっている。

しかし、相対性理論と量子力学理論は、たくさんの結果を出している。

科学では、ものごとが正しいかどうかを証明することは難しいと言われているが、この2つの理論はとても信頼性が高い。

時間とは何か?

さて、やっとこさタイトルにある「時間は存在しない」の話にうつる。

長々と前振りを話してきたもの理由がある。

ここまでは、古典力学では時間は絶対的なものだし、アインシュタインの相対性理論の中でも「時間」はその理論の中核にあることを話してきた。

しかしながら、この「時間」は、実は絶対的なものでもなければ、存在が証明されているわけでもない。

時間とは、出来事や変化を認識するための基礎的な概念であり、私たちも時間を感じているように思う。

古典力学のニュートン力学の中で、時間は数値として認識されている。

りんごが木から落ちるのを見て万有引力を発見したニュートン

ニュートン力学では、時間の概念を利用して、りんごの落ちる時間と場所がわかる。とても万能な未来予知だ。

ニュートン力学では、時間と空間は絶対的なもの=他から干渉されることのない不変な要素とされていて、時間という仕組みの中で、物理の変化、物事の変化が起こっていると考えられている。

時間の発見?

時間を発見したのはガリレオ・ガリレイであると言われている。

17世紀に生きたイタリア人で、地動説に異を唱えて異端審問にかけられた科学者である。

彼は、振り子が一往復するのに要する時間は一定である、という振り子の等時性を発見した人である。

どうやって発見したのか?

それは、ピサ大聖堂で揺れるシャンデリア(一説には香炉)が行き来するのを、自分の脈をつかって測った。と言われている。

行き来する振り子

ふりこが1回往復する間に、脈が何回打つかを調べた。
それが一定だったので、等時性を確信した。

よく考えてみると変な話である。

ガリレオは、なぜ自分の脈を打つ時間が一定であることを知ったのか?

振り子が規則的であることを確かめるために脈を利用した。
しかし同時に、脈が規則的であることを確かめるために振り子を利用している。

振り子も、脈も、時間そのものを測っている訳ではないのである。

片方が、片方に対して、どのように変化しているかしか計測することはできない。

時間が存在すると証明する手立てがない

時計で時間を測れるじゃんと思う人はいるかもしれないが、その時計は果たして正しく時間を指し示しているのか?

2個目の時計を使えば、1個目の時計を測ることはできるが、測ることができるのは時計の正確性であって時間ではない

測ることができるのは、片方が、片方に対して、どのように変化しているか?
ふりこと脈と同じ話である。

我々は時間について、2つの事象の比較から時間という感覚を2次的に得ているというのが正しい。

納得できるようで納得できない話かもしれない。しかし、我々が存在すると思っている時間もまた、我々の記憶を通じてでしか語ることができない。そして記憶とはとても曖昧なものである。

時間が証明できないのは、世界は実は5分前に始まったのかもしれないという世界5分前仮説を証明できないことが如実に表している。

量子重力理論

時間という概念が揺らぐと、時間という仕組みの中で、物理の変化、物事の変化が起こっているとするニュートン力学や相対性理論は間違っていることになる。

正確にいうと、その理論を前提としても、私たちは世界を正しく認識、理解できていないということになる。

では一体何を信じればいいのか?

それは、一般相対性理論と量子力学を統一する量子重力理論である。

物理学の基本概念である、時間・空間・物質・力を、本質的かつ体系的に理解するための重要な理論である。

この理論では、

空間も時間も存在しない

とされている。

空間と物質の量子が絶えず相互作用し合っている。その過程だけが存在するのだという理論である。

面白いのが、古典力学では空間と物質が絶対的なものとされていて、その中に法則を見出してきたのだが、その前提を全否定して、空間も時間も量子として捉えているのである。

長くなってきたので、今日はここまで。
ひとまず、時間は存在していないということについては、なんとなく感覚を掴んでもらえてたら嬉しい。

引き寄せがうまくいかな理由のトップ3は、常識で頭がカチカチになっていることである。われわれがアナログ的に知覚しているマクロの世界という物が、ミクロで見ると実は思いも寄らないことが起こる、ということをこの記事のまとめとしたい。

量子重力理論については、次の記事で深掘りする。

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