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2020.09.05 Sat
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サハラ砂漠の真ん中でお金を引き寄せたら札束を持った日本人夫婦が出現した話

今日は、2016年の夏に、スペイン・モロッコを2週間ほどまわったときの話である。

こちらの記事の冒頭で書いたが、当時引き寄せのやり方をサイキッカーの友達Saekoさんから習ったので、海外旅行を通じて、いろんな実験をしていたのだった。

スペインのバルセロナでガウディ建築を堪能し、イビサ島、バレンシア、、グラナダと、スペインの東側を南下し、フェリーでモロッコに渡った。

所持金は、スペインで引き出していた300ユーロのみ。

現地通貨は、現地でクレジットカードでキャッシングした方が、両替するよりレートがいいし、大金も持ち歩かずに済む。モロッコに入るときも、ま、何とかなるでしょ、という軽い気持ちで入国した。

しかしこれが罠だった。

持っていたクレジットカードは、アメックス1枚。

アメックスは、VISA、MASTERに次いで、メジャーなカードなのだが、モロッコではアメックスでキャッシングできるATMが見つからない!!銀行もまわってみるけど、どこもダメ。

アメックスでお金を下ろせました!

と引き寄せをしてみるものの、アメックスを使えるATMは全く現れず。

共通無意識の影響の大きさを実感した瞬間だった。

引き寄せとは、基本的に一個人の意識で自由に世界を作り変えられるものである。しかし、モロッコではアメックスは使えないと言う、人々の共通無意識が強いとどうもそれをオーバーライドすることができないっぽいのだ。

幸いにもBooking.comで宿の支払いはクレジットカードで済むところが多いのだが、それでも現地のローカルレストランやコンビニ的なところでは現金を使わざるを得ず、ユーロがどんどん減っていく。

めちゃめちゃ焦った。

そこで引き寄せのやり方を変えてみることにする。

お金を貸してくれる優しい人が現れて、お金を貸してくれました!

とした。

強く感情と一緒に味わってから、一旦手放す。


数日過ごしたが、お金を貸してくれる人は一向に現れない。

んー、なんでだろう??

焦りながらも、ハムナプトラやグラディエーターなどハリウッド映画のロケ地になったという、サハラ砂漠の入り口にあるアイベンハッドゥという遺跡の現地ツアーに参加した。

アメリカ人、ドイツ人などの他のツアー客10名ほどと一緒に、マラケシュという街からコレクティーボに乗り込み、100キロ離れたアイベンハッドゥに向かう。

アイベンハッドゥへ向かう荒野の山道

モロッコの中でも田舎の方、さらにサハラ砂漠の入り口だけあって、まじで何にもない。

砂漠の中にポツンと赤褐色の遺跡があるのみ。

アイベンハッドゥの遺跡
アイベンハッドゥからの眺め

遺跡巡りを終えて、お昼ご飯を食べて、1時間ほどの自由時間。

特にやることもないので、暇だなーと思って、道端で一人でタバコを吸っていたときのことだった。

目の前に1台のタクシーが止まる。
50代くらいの日本人らしき夫婦が降りてくる。
こっちに向かってくる。
話しかけてきた!

夫婦「日本人ですか?」

Shin「はいそうですよ!モロッコで初日本人ですわ!」

夫婦「私らね、お金が余って余って困っているんですよ」

Shin「???!!!」

二言目が「お金が余って仕方がないんですよ」という冗談みたいなセリフだったのだ。

そう言うと夫婦は、抱えていたカバンから大量の札束を見せてくる笑
おそらく数十万円分。

冗談みたいな話だが全て事実である。

いろいろ話を聞いてみたが、「マラケシュでスマホ盗まれてしまったのだけど、現金たくさんもってて助かったわー。」「いやでも、札束が多過ぎてまじで困ってるんですよね〜」

と何とも脈略のない話をしてくる笑

Shin「私は、アメックスがモロッコで使えなくて困ってたんですよ。もしよければ、お金を貸してくれませんかね?」

と言って、財布に入っていた会社の名刺を渡す。

「全然いいですよ〜♪」

と言って、札束をくれた。

「むしろ大量に余ってるんであげますよ♪」
「お金が余って余って困っていたので」

まじか?!笑
そして、さっきからずっと話している、お金が余って余って仕方がないという謎アピールは何や!!

ありがたくお金を頂戴したのでした。

自分で引き寄せておいてあれだが、その夫婦は同じ世界の存在とは思えない感じだった。

引き寄せを極めると何でもありになってくるという不思議な話。

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