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2020.10.04 Sun
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次元とは?異なる次元を行き来する方法と体験した感想②

次元とは?異なる次元を行き来する方法と体験した感想① の続き。
まだ読んでない人は先に上の記事を読んでほしい。

前回の記事では、6つのステージの話と、どんな感情を抱いているとそのステージに行くのか、ステージが低い人、高い人の傾向などについて話してきた。

ここまではあくまでも聞いた話で現実味がないと思うので、この記事では実際に自分の体験談を語っていこうと思う。

ソフトをフーフーしてガシャッと入れ替える

ステージを上げるとは、接触が悪くてバグが発生したファミコンのカセットを一回取り出して、フーフーしてガシャット挿し直すことに似ている。
挿してるのは同じカセットなんだけど、フーフーしてピカンとさせた後は別のソフトみたいな感じである。

さて実際に体験した話をしていこうと思う。

私は瞬間の移り変わりを感知するのが苦手っぽいので、瞬間的に次元が上がったのがわかった!と言う話ではない。

しかしながら、1時間くらいの間にステージ5までいってみたら、仕事の半分が終わっていたと言う話。

チョコレートブランドのブランディング案件にて

私は現在フリーランスで、ブランドを作る仕事をしている。
ブランドを作るとは、消費者がサービスやプロダクトに対して付加価値を感じてもらうための戦略を考えて、デザインや広告を通じて戦略を実行に移すという仕事である。

知り合って10年くらいのファッション系の小さな広告代理店を営んでいる女社長Hさんに、新しいチョコレートブランドのブランディングの仕事を紹介してもらった。

案件が走り出したのが2020年の7月末。

ブランディングは、調査をやって、コンセプトと戦略を練ってから、ウェブや店舗、広告などのデザインに落とし込んでいくのがベストな流れである。

しかしこのチョコレート案件は、紹介してもらった時点で店舗デザインだけが走り出しているという状態だった。

店舗デザインをベースに、デザインのトーン&マナーを決めて、逆算的にコンセプトを作り上げると言う方法もあるにはあるのだが、正攻法ではないし、後でつじつま合わせが発生するので面倒臭いのだ。

だから、案件をもらった時に
「いかに先走っている店舗デザインを止めさせるか?」
「止められないのなら、ウェブやPRとの整合性をいかにとるか?」
ということを考えないといけないと思った。

戦略やデザインの仕事を成功に導く秘訣は、クライアントやプロジェクトをいかに上手にマネージメントするかと言う点に尽きる。重要度的には半分を占めると言って良い。これがうまくいけば、仕事はすでに半分は成功したようなもの。

だからこそ、クライアントとのキックオフMTGの前に、仕事場である近所のカフェでめちゃめちゃ頭を悩まして作戦を練っていた。

ステージ3.5

そんな時に、仲介者としてこのプロジェクトに参加してくれている女社長のHさんからLINEがあった。

店舗デザインの締め切りを伸ばすことに成功しました!

クライアントが先走って店舗デザインを先に進めちゃっていたのを、一回止めてくれた。つまり、戦略をちゃんと練ってから、デザインを決める猶予ができたということ。

うお!すご!やったー!
(この時点で割とステージ高め。ステージ3.5くらい。)

詳細の話を詰めるために電話をしてみる。

まず素直に、いい仕事をするための猶予をつくってくれたことに感謝。

ほんとありがとうございます!
助かります!

と気持ちを、素直に、オーバー気味に伝えた。

ステージ4

さらに話を聞いてったら、クライアント上手く説得できて、ブランドのデザインだけでなく、ECサイト構築までフル予算出ることになったとのこと。150万円の大きい仕事である。
(ステージ4に昇格!)

まじっすか?!Hさん、プロジェクトマネジメント力半端ないっす。
説得力半端ないっす。
クライアントに刺さる言葉を知ってるんですね!

と嬉しい気持ちを意識して増幅して、賛辞の言葉をたくさん伝えた。


ステージ4.5

さらに話を聞いていったら、

競合ブランドと丸かぶりのピンク推しのクライアントを説得して、商品のカラフルやさやパティシエのさわやかなパーソナリティが生きる形の方向で、合意形成もしてくれたとのこと。
(ステージ4.5に昇格!)

なんと!!!

クライアントが聞かん坊な人で、ピンクが好きだからと言う理由で、ブランドカラーをピンクにしてほしいとオーダーがあったのだ。
アンテノールというチョコレートブランドと丸かぶりなので、どう説得するかも頭を悩ませていたのだったが、いつの間にかHさんが解決してくれるという。

プロジェクトメネージャーの鏡っす。
プロっすね!ほんまに助かります!
すごく大事な仕事をしてもらってるので、マージン10%といわず、20%は絶対乗せてくださいよ!というか自分の取り分減ってもいいので、還元したいっす!受け取ってください!

と尊敬と感謝の言葉を目一杯伝えた。

ステージ5

さらに話を聞いていったら、おっきな方向性についてはクライアントとの合意取りつつも、、こっちの戦略の仕事がやりやすいように程よい曖昧さを残してくれてるという。神!
(ステージ5に昇格!)

戦略やデザインの仕事をしていないひとには伝わりにくいかもしれないが、ほどよく合意形成をしてくれて、自由にやらせてくれる余地を残しておいてくれるというのは、プロジェクトマネージャーの最上級の能力である。

一緒に仕事をしていてとっても楽チンだし、楽しいし、良い仕事するぞ!というモチベーションにもつながる。

ステージ5のHさんは、まさにプロジェクトマネージャーの鏡みたいな人になっていた。

ソフトをフーフーしてガシャッと入れ替えるとはこのことである。

ステージが高めていったら、仕事のほとどんどが終わっていて、時給3万円の仕事になった。

ステージが瞬間にパッと変わったという話じゃないけど、感謝とリスペクトを意識して伝えていったら、ステージ5にステップアップして行って、1時間の電話の間に、仕事の状況が、ありえないくらい嬉しく、望ましい状況に変わっていた。

数字でいうと、Hさんのおかげで合意形成という仕事が終わったので、最終的に時給3万円の仕事になった。ステージ5にいるとこういうことが起こる。

ちなみにの話であるが、Hさんとこれまでいくつか仕事をしてきたが、それほど仕事ができる人ではなかった。お酒を飲めばよくわからない長い話をぐだぐだとする、どちらかというとややこしい人という印象であった。

ただ今思うのは、その原因は自分が低いステージにあったからと確信している。

自分のステージを意識して、尊敬、感謝、リスペクトといったポジティブな感情を増幅して発していったら、Hさんの人格や能力がまるっと変わったというのが正直な印象である。

また長くなってしまったので、今日はここまで。
ステージが上がるとこんなに世界が変わるとは、体験するまでは信じられなかったが、体験してからはこれは使える!と思うようになった。

高いステージでは、良い人だらけだし、嬉しいことしか起こらない。

次回は、ステージを把握する方法や、ステージを上げる方法についてまとめたいと思う。

引き寄せだけじゃなかった。良いことしか起こらないステージに行く方法。」につづく。

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